テラーノベル
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た。「――そこまでだよ、冥鬼総帥」聞き慣れた白霧幻の声。次の瞬間、冥鬼の視界がぐにゃりと反転した。気がつくと、冥鬼が魔剣『終焉』を振り下ろしていた先には、誰もいなかった。極不壊の姿も、自分が壊したはずの城の瓦礫もない。そこは、何もない真っ白な霧の世界だった。「な、何だと……!? 私は極不壊を追い詰めていたはず……魔剣の力で、奴の気功を腐食させていたはずだ!」「ああ、それはすべて君が見ていた『夢』さ」霧の奥から、白霧幻が悠然と歩み出てくる。「君が私と盟約を結び、極不壊を霧の罠にハメたと思った最初の瞬間から――君の五感は、私の『臨風吐霞(りんぷうとか)』によって完全に支配されていたのだよ。君は最初から一度も、本物の極不壊と戦ってすらいないのさ」冥鬼が慌てて自分の手元を見ると、握られていたはずの魔剣『終焉』の姿はなく、ただの「ひび割れた石ころ」が握られていた。「そ、そんな馬鹿な……! では、本物の魔剣はどこへ行った!?」「本物の魔剣かい? ほら、君のすぐ後ろにあるよ」白霧幻がクククと冷酷に笑う。
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#隠し子
コメント
1件
おお…これはまた鮮やかな逆転劇だったな!白霧幻の「臨風吐霞」で最初から五感を支配されてたってオチ、めっちゃ気持ちいいわ。幻惑系スキルの使い手としての格が違う。冥鬼が石ころ握ってたって描写で一気に滑稽さも出てて、笑った。最終回じゃないなら続きはよ🔥