黄side
「なんでこんなこともできないの!? 」「すみませっゴホッ」「気持ち悪いわね。さっさと片付けなさい!」「はい…」ぅとくん!きて!ハッ!ヒューヒューヒュー…サスサス「黄くん、大丈夫だよ。ここには俺しかいないからね…。落ち着いて、深呼吸して。」ヒュー、スゥ~ゴホッ、ヒュー。「紫くん、ありがとうございます…。」「…ううん、大丈夫だよ!朝ごはんできてるから、早く下に降りておいで!」「はーい!」多分紫くんが何も聞いてこないのは、僕への優しさなんでしょうね。僕はずっと過去に囚われているままです。今、幸せでも、過去の僕が今の僕を離さない。
〜僕の母は厳しい人でした。テストで100点を取れなかったら、僕を部屋に閉じ込め、ずっと勉強をさせ続けました。僕は、昔から体が弱く、勉強でしか、取り柄がなくて、元気な弟とは対象的でした。そんな僕を母は、「弱虫、愚図!」と罵りました。ある日、テストを受けている最中に僕は倒れてしまいました。テストの結果は途中までで低い得点を取ってしまいました。母はそんな僕をいらないと思ったのか、外に出してそのままでした。僕は放心状態のまま外を見ていました。もう、生きるのを辞めたい…と思っていたとき、僕よりとても身長が高い方が僕を見て話しかけました。「なぁ、君大丈夫か?行くところがないん?じゃあ、俺達のところに来ぃや、」プルルルプルルル、「あっ、紫くん?今な、カクカクシカジカ。やから、連れて帰ってもええ?ありがとう〜、でさ、多分体調崩してるぽいから、救急セットとか準備してもらっててもええ?ん、よろしく〜、」「ちょっと失礼するな〜?よいしょっ、」軽いな…食わせへんと…。それが、紫くんと桃くんと青ちゃんと橙くんとの出会い。多分、紫くんが情報を任せてくれたのは体調が悪い時があるからですよね、さっ、今日も働きましょう!
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