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どぞ
会議室 ― 全幹部再集結。
「鬱先生は、完全な冤罪だった。真犯人は取り押さえた」
トントンが静かに報告し、資料を机に配る。
「疑って……すまんかった」
ゾムが頭を掻きながら、目を逸らして呟く。
「俺も……正直、信じきれんかった。……悪かったな」
シャオロンもまた、眉を下げて言う。
「……いいよ。もう」
鬱先生は、笑った。
けれど、その笑顔はどこか遠かった。
「ただひとつ、勉強になったよ」
「仲間ってのは、簡単に裏返るもんなんだな」
次で第一章は終章となります。