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明治中期、まだまだ第二次世界大戦が始まる前に、聞いた話です。
父親が故郷より北北西、石狩地方に猟師に行き、
仲間と
塩おにぎりを僅かになったとき、
チャポン。
鮭か?…
鰊?…
魚の残骸が干しあがってた、
おやじ~!腹へった。
待ってれ…
中さん~!
わらすに飯食わせろ?…
西のおじ、
権さん、
居ろよ?重?
うん。
祖父が帰らぬ人になった。
何処だ~!
じいちゃん~!父ちゃん~!
どんどんさがっていった。
大きな洞窟内、
兵隊の衣類、
第一次大戦の骸骨、
傍で3体の顔をえぐられた死体があった。
日本海側の洞窟、
立ち入り禁止になってた。
父親から聞いたお話しです。