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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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kn「もう…辞めたい」

kz「は…?」


ふと思った事を…


いや前々から思ってた事を

始めて口にした


それも相棒の前で


kn「なんか…もう…どうでも良くなっちゃった」

kn「毎日楽しくて、確かに辛いこともあったけ ど気にならないくらい…充実してた」

kz「嫌だって言ったら?」


やっぱり…止めるよね


kn「もうちょっと、頑張ろうかな」

kz「じゃあ約束だからな」

kn「はいはいw」

kn「僕のこと大好きだもんね」

kz「うるせぇ」


なんて…いつまで持つかな


毎日毎日、頭の中で鳴り響く

たくさんの解けない問いが

答えなんて見つからない

知ったところで


「叶さん」

「俺、にじさんじ卒業します」


「叶さん、僕も卒業します」


何回聞いたかな

その日が来るたびに思い出す


まだ辞めたくない

辞めたくなかった


そう見える背中を

思いっきり飛ばした


kn「いってらっしゃい!」


『行ってきます…!』



いつまでこんなことしてるんだろう

もう辞めてもいいのに


こんなに綺麗な朝も

どろどろに見えてしまうから

目を閉じた


周りにはたくさんのライバーがいる


kn「葛葉、遊びに行かない?」

kz「どうした急に、いいけどよ」

kn「やった!どこ行くー?」

kz「きめてねぇのかよw」


kn「それにしてもにじさんじ、随分増えたよね」

kz「あー、確かに、新人の名前も分からねぇもんな」

kn「えぇ…くーちゃんひどーいw」

kz「は?!お前は判るのかよ!」

kn「流石にねw」


まぁわかんないけど


kn「ねぇ葛葉」

kz「あ?」

kn「僕、辞めるよ」

kz「…は?」

「なんで…」

kn「…ぁ」


こんな思いをどうやって伝えればいい?

言葉になんて出来るわけがない


だから僕は涙を流すんだ




僕が入ってから、もう何人もの人が居なくなった


関わりがない人もいれば近かった人も居る


でも僕はみんなを覚えてる


みんなが最後にみせた

あの涙も


速く忘れたいのに

答えを知りたいのに

僕はどうすればいいの?


どうやったら上手く歩けるかな

教えてよ…


kz「叶!」



あぁ…やっぱり


やめたくないなw


うん、わかったよ

やっと…


待たせてごめん


kn「葛葉!」


kz「え、うぉっ?!」

kn「…ありがとう」

kz「お、おぉ…?」


そして、あの思いにおやすみ

おめでとうを君たちに

さようならを僕らに


「これからもよろしくね」




やっぱり、この世界はわからないことだらけだ

さようならもなにも分からない

でも、その感情が凄く寂しいってことは

わかるから

ただ、ひたすら、抱き締めて

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