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餅大根
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そこに居たのは、赤いヒールを履いた女性だ。手には長い定規を持っている。私はふとその顔を見る。血の気が引いた。 目がない。
カイトはるかに静かにするように合図する。
「イハンシャ ハイジョ デテコイ フタリ」その声はノイズ混じりだった。
私は思う。(どこかで聞いたことあるような……)
そう、あの放送の声なのだ。海斗を見る。海斗は何故か落ち着いている。
しばらくすると、女性は出ていった。
「……か、海斗くん……あの人って……誰……?」と私が涙目で震えながら聞く。「知らねぇよ。あいつ、目が見えない分耳がいい。だから物音をあまり出しちゃだめだ。しの……ああもうめんどくさい。るかって呼ぶぞ。」海斗は座りながら震えているるかに手を差しのべる。「早く行こう。こうしていても何も起こらない。」るかは手を取り、立ち上がる。「行こう。」るかは海斗に手を引かれながら職員室を出ていくのであった。
コメント
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第5話読了🥀 「目がない」って描写、一気に背筋が冷えた…あの放送の声と繋がったのも怖いし、海斗くんが「るかって呼ぶぞ」ってちょっとツンデレな距離の縮め方するのも好き。震えるるかを手引いて歩き出すラスト、2人の関係性がじんわり温かくて。この不気味な学校で、海斗くんだけが頼りなんだなって思うと切ない。続き、ちゃんと読ませてくださいね。