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え最高そろそろ飛びそうあ飛んだ(?)
ゆるいBLです 楽しんでいただけたら幸いです
みんなはこの世で1番すきなものを即答できないと思う
だけど僕はこの世で1番すきなものは何か聞かれたら即答できる
Q,この世で1番カッコイイものは?
A、聖くん
僕はそこらへんのただの高校生…じゃなくて、聖くんっていうカッコイイ従兄弟がいる高校生
聖くんはカッコイイ23歳。顔だけじゃなくて性格もかけてるメガネすらカッコイイ
どうなってあの聖くんっていうカッコイイ人が生まれたのかなってくらいカッコイイ
僕と聖くんの出会いは僕が5歳、聖くんが10歳の時
聖くんは10歳のときからイケメンオーラが漂ってた
それが僕の初恋
ー親戚の集まりー
👓「どうも聖です」
「よろしくね、秋くん」
🏐「???」
初めて聖くんを見たときは頭の中にはてなマークがいくつもでてきて自分でも驚いてた
10歳のときから大人っぽくて、何歳も年上にみえた
あと聖くんは10歳のときからメガネをかけてて相当目が悪いんだと思う、というかこんなメガネ似合う人いる?聖くん以外に居ないんじゃないかな、顔が良かったら全部よく見えるのかな
このときの聖くんは全部が完璧に見えた
それから僕は聖くんとよく遊ぶようになった、よく遊んだのはゲームのマリオカート
なんでかっていうと、基本的に接戦だから2人とも負けず嫌いになっていったから
何回も何回も同じステージをやり続けてた、そんな時間が僕は大好きだった
だけどそんな日々が続く訳ではなく、聖くんはあの集まりから2年後には引っ越してしまった
聖くんのお母さんが行かせたい中学校があるらしい
そこから聖くんとは一切連絡もしなかった、というか5歳だった僕には携帯が与えられてなかった
だけど聖くんのことは1度たりとも忘れなかった
12年後の冬
ー学校ー
👤「おい秋!早く部活行かねーと遅れるぞ!」
🏐「ほんとだ、あ…サポーター忘れた」
正直今日は練習だけだし練習試合じゃないだけよかった
絶対怒られるなぁ…
ー体育館ー
👤「次は持ってこいよ」
🏐「すいません」
僕はバレー部に入ってる、マネージャーが居ないから1年生がやってくれるんだけど…今年は1年生が2人しかいなくて、しかも今日は2人とも休み
だから僕みたいに罰としてマネージャー役をする人が多い
でも今日は骨折した部員がいたみたい
🏐「廻くん、僕水するよ」
🐬「お、秋、今日はなにしたの?」
廻くん、バレー部のエースで背が高くて運動神経がよくて、よく女の子に告白されてるらしい
僕とは真反対の人、僕はレギュラーな訳でもないからあんまり喋ったことないんだよね…正直苦手だ
🏐「今日はって…いつも何かしてるみたいに言わないでよ」
廻くんはごめんごめんと少し笑いながら作業をまたやりはじめた
廻くんとは同い年で17歳、僕と廻くんは誕生日が近いらしい、何日かは知らないけど
🐬「…秋ってさ、好きな奴いる?」
🏐「え??」
ほとんど話したことない相手にそんなこと聞く?
でも好きな子…か、強いて言うなら
🏐「従兄弟」
🐬「従兄弟?女の子?」
めっちゃグイグイくるなぁ…僕のことなんかどうでもいいでしょ…
🏐「違うよ、男の子」
「聖くんって言うんだけど」
🐬「…秋ってさ、恋愛対象どっち?」
🏐「え…」
廻くんは少し僕を睨むような顔で質問した
戸惑いながらも答えないと怒られると思ったので答えることにした
🏐「…引かないでね」
🐬「引かない」
🏐「……男の子」
廻くんはさっきとは表情が一変し、とても嬉しそうな顔をした
何がだ、人の恋愛事情を知って何が嬉しいんだ?しかも他人の
そんなことを考えてたら廻くんが口を開いた
🐬「俺さ、秋のこと…好きなんだよ」
🏐「え?」
聖くんと初めてあった時のように頭の中ではてなマークが溢れ出した
僕のことが好き?話したことないと言っても過言では無い僕のことを?好き?
きっとこれは嘘だ、罰ゲームか何かなんだろう
🏐「廻くん、僕嘘はあんまり…好きじゃない」
🐬「…!嘘じゃない、俺1年のときから」
廻くんが言いかけたとき、「おい」と図太い声が後ろから僕達を呼ぶ、監督だ
長い間作業をしていたから呼びに来たんだろう
👤「早く水用意しろよ、そろそろ休憩だからな」
🏐「はい、すいません」
僕がそう返事をし、作業に取り掛かろうと振り返ると廻くんが少ししゅんとしながらこちらを見ていた
突然好きだって言われても、僕は何も言えない
🐬「…なぁ秋、今日一緒に帰らね?」
🏐「うん、大丈夫だけど」
そう返事すると廻くんの表情は少し明るくなった
設定
名前、有馬 秋(ありま しゅう)
年齢、17歳
誕生日、5月23日
聖の従兄弟
高校2年生
名前、有馬 聖(ありま せい)
年齢、23歳
誕生日、11月22日
秋の従兄弟
社会人
名前、鏑木 廻(かぶらぎ かい)
年齢、17歳
誕生日、5月26日
バレー部のエース
高校2年生
季節、冬