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   今回の舞台、in TOKYO。なんといっても一番目立つのは何mもの長幅であるスカイツリー。それを中心に一人の青いハリネズミが姿を現す。


「やっぱ東京ってのはいいな〜!」


   一人を除いては。


   「シャドウ…」


「本当にアイツ…」


   死んじまったのか…?


   オレの“ココ”に不安が募る。それはあの黒赤ハリネズミに対しての感情という名の何かだろう。

   その何かは…自分でもハッキリとは分からない。もしアイツが生き返ったら…と思うと胸が痛くなる。


   はは…今のオレの顔…どうなってんだろうな。


「…考えるより、走った方が早いよな!」


   暗い表情よりかは明るく元気に体を動かす方が自分にはよほど向いている。そう出ないと音速とは言えない。

   早速、車や自転車などが通る周りの者を確認後…Ready Goの合図で突っ走ろうとしたその前に…


「ん?今影が映った…?いや、気のせいか」


「よーし、見てろよ?世界最速のスピード…世界中に知れ渡ってやるぜ!」


「こんな時に競走か?」


   その言葉…その低い声…その黒赤…全てがソニックには察した。当然、目を見開くように驚きもする。なぜなら……


   ヤツが…生きていた。


   オレは誰よりも目の前の究極生命体に驚きっぱなし。そんな彼にそっと話しかけてみる。


「な、なあ…一つ…良いか?」


「何だ」


「オマエ……確か、あの時…」


   この先、彼が何を言おうとしているのか理解出来る。


   なぜ今ここに僕が生存しているのか

   エクリプスキャノンを地球に生きる全ての人々にチャンスを与えるため、自分を犠牲にしてまで死に至ったのかの行方


   それらを今ソニックは聞こうとしているのがわかる。

   まあ、まずはソニックを一旦落ち着かせようと言葉をかける。触れることは少々厳しいがな。


「そ、sorry…どうしても信じられなくてさ。」


「構わん。当然の反応だ。それぐらい察している」


「っにしても…オマエ…どうやって生き返ったんだよ?あのエクリプスキャノン以来、心配したんだぜ?」


「……それは言えない。」


「なんでだよ?あ、オレがあの時活躍しすぎたせいで嫉妬してるな?wそれとも…うーん…なんだ(?)」


「君らしいっちゃ君らしいな」


「あれ、随分と丸くなったな?究極さん?」


「悪いか?」


「んーや。」


「むしろ……Happyさ。誰もがウワサされてるぜ?もしかしたらシャドウがあの爆発で死んだんじゃないかって…」


「…くだらん噂話だな」


「はは笑本っ当に…くだらないよな?でもさ…本当に心配してたってことには変わりない。そうだろ? 」

「…そうだな。心配させて悪かった。もう死にはしない…決して」

「それでこそ究極生命体シャドウだぜ!へへっ」

   変わりのない会話を交え、2人が最初に向かったその先は…

「ココは…何だ?」

「服屋だな。いわゆるファッションってやつだぜ」

「どう?シャドウも着てみるか?Are you ready?」

「NO」

   選択肢が非常に早すぎるのもある…即答ならではの「NO」。嫌がってるのは確かだが、着衣してみれば案外シャドウもイケてるのではないかとソニックは考える。

   それ以外の店にも行ってみたりと2人は十分に東京を満喫したみたいで、中心付近にまた戻ってきた。

「はあぁ…楽しかったな!シャドウ」

「まさか、僕の知らないものがほかにもあったとは…地球…侮れん」

「そうだろそうだろ?なんなら他にも…」

「いや、今回はここまでにしておく。次に会った時は…」

   あえて、次の言葉を発さず、その場で姿を消す。ソニックには何となく察していた。シャドウが今回であの時の怖い顔より楽しそうな顔をしていたことを。

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