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冬の寒いある日
俺は衝撃の光景を見てしまった。それは目の前で人が刺された。
だが俺は不気味な程冷静だった…自分でも怖くなる程に…
そして「楽にしてやるよ」と俺は言い放ちバッグからハサミを取り出しトドメを刺した。
そしたら、真っ白な雪の中にどす黒い赤色の血が滲んでいった。
それを見て俺は笑ってしまった。
それは自分でも狂っていたと思う。
そして数ヶ月がたった。
毎日残業で夜中まで仕事をし、上司には嫌われており俺の手柄も横取りされ、生きる意味がだんだん分からなくなった。
それから、仕事の帰り道俺は
見ず知らずの家の花を踏みにじり植木鉢を破壊した。
スマホを叩き割った。
そして持っていたナイフで自分の腕を切った。
真っ白な雪に血が垂れていた。まるであの時のようで気持ちよかった。
そしてそのまま近くの廃ビルの屋上に向かった。
屋上では冷たく不気味な風が吹き荒れていた。
そして綺麗な月に吸い込まれるように屋上から飛び降りた。
そして落ちてゆく感覚を味わいながら過去の事を思い浮かべた。
人をいじめた事。
人を傷つけた事。
家族、恋人を大切にしなかった事
夢を諦めた事。
人を殺した事。
今思うと最低な人間だったな。
でもある親友の言葉を思い出した。「お前は最低な人間だ。でも価値の無い人間でわ無い。ここまで頑張って生きてるだけで価値があるんだ。」と言われた事だ。
そして涙が目から溢れた。そして今までの事を地獄で反省しよう。と思った。
すると視界がｽｰｰｯと暗くなった。
（今までごめんなさい）
❦ℯꫛᎴ❧
コメント
2件
テラーの方が好きです(*´ω`*)
