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今日も夢の出来事を不思議に思いながら過ごす
おそらく明晰夢なのだろう……そう思ったことがある
今、夢の記憶がある時に色々考える
いつも話しかけてくる黒髪の男の名前は、
なぜ俺があんな場所にいるのか、
これは明晰夢なのか、……とか
そんなことを考えながらも準備を済ませ、学校へと向かう
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気がかりなのは、クラスに夢の中で見た彼と似ている人がいること
名前は……、
クラスの人の名前はだいたい把握しているのになぜか彼だけ思い出せない
仕方なく出席簿を見ると
……ない
彼の名前がないのだ
座席表ならあるだろうと思って見たが、こちらもない
あいつは誰なんだ?
彼は窓側の席なので外を眺めている
顔も知りたいと思い、彼に近づく
すると朝だったのでクラスメイトが登校し、
「おはようスマイルー、そこで何してんの?」
と聞かれる
チャンスだと思い、
sm「この人に話しかけようと思って…」
「スマイルが誰かに話しかけるなんて前代未聞だな……で、誰に?」
sm「いや、この人だってば」
そういいながら彼を指さすと
「え?その席はずっと誰もいないよ?」
「始業式の時からなんでその席誰もいないんだろうって思ってたよ」
意味がわからない
あいつにはこの人が見えていないのか……?
そう思いもう一度振り向くと
サラサラな黒髪で
左目の下にほくろがあって
夢で見た彼と同じ容姿をしている
彼を見つめていたら、チャイムが鳴った
クラスメイトからは、「寝ぼけてんじゃないの?」と言われたが…
俺だけ見える人?
そんなの本当にあるのだろうか?
そんなことを考えながら一日を過ごした
彼は変わらず窓から外を眺めている
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コメント
2件
『自分だけがみえる』って設定?が大好き過ぎます> < 続き楽しみです^ ̫^