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この漫画?アニメ見てないけど見るきっかけかも、!!投稿一緒にがんばろ!!
どーなっていくのか気になる! 次も楽しみ!
10話 絡マル意識
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遊園地付近の宿
私「 すごく綺麗な宿ですね 」
七瀬「 2部屋とったから、男は2人で行動しな 」
名取「 げ っ…. 」
的場「 周一さん、温泉行きませんか ニコッ 」
名取「 1人で行けよ 」
的場「 2人で行動するんですよ、ほら 」
名取「 あ、おい ッ 」
七瀬「 私たちも温泉に行くとするか 」
私「 ….そうですね 」
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男湯
的場「 あ ~ 、温まる 」
名取「 確かに、ここの温泉は悪くない 」
的場「 あはは ッ、なんか周一さん おじさん臭いですよ 」
名取「 何だと ッ!」
的場「 冗談です 」
名取「 …. 」
名取「 お前、あの大妖の事をいつから知っていたんだ?」
的場「 伊吹の式の話?」
名取「 お前が知らない筈ないだろ 」
的場「 勿論、依頼を受けて敷地のことを調べた時に知りました 」
的場「 だけど、一般人が祠すら見えないとなると信憑性が低くて クスッ 」
名取「 探す為に伊吹を利用したのか?」
的場「 あの時 言ったでしょ?最初から契約する気はないって 」
名取「 …. 」
名取「 お前、誤解で恨みを買いそうだな 」
的場「 こればかりは仕方ないです 」
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女湯
私「 …. 」
七瀬「 会話が丸聞こえだ、全く クスッ 」
私「 ですね、誠司らしい 」
七瀬「 ….今日はどうだった?」
私「 依頼の話ですか?」
七瀬「 あぁ 」
私「 とても怖かったです 」
私「 初めてのことが多くて、別の世界に来たみたいでした 」
七瀬「 これからどうするんだい?」
私「 実は式になってくれる妖ができたんです 」
私「 形はどうであれど、祓い屋になろうかなと思います 」
七瀬「 形はどうであれど、か 」
七瀬「 私も伊吹と似たような年齢の時から祓い事をやっていた 」
私( そんなに前から、ずっと….?)
七瀬「 似たようなことばかりの小言だが 」
七瀬「 私は私と似た境遇の子を放っておけない 」
七瀬「 どうだい?的場一門に来ないか?」
私「 へ ッ 」
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名取「 …. 」
的場「 ここ、会話全部聞こえますね クスッ 」
名取「 後で叱られてしまえ 」
的場「 周一さんも共犯ってことで 」
名取「 …. 何故そんなに伊吹に拘る?」
的場「 使えると確信しているからです 」
名取「 ッ!」
的場「 まぁ、俺にはまだそんな権限ないけどね 」
的場「 周一さん、あの言葉覚えてる?」
名取「 あの言葉?」
的場「 強くならないと何にも守れないよ 」
的場「 本気で守りたいならね 」
名取「 …. 」
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私「 七瀬さんは私を心配してくれているのですか….?」
七瀬「 …. 」
私「 お誘いは嬉しいです 」
私「 でも、私には祓い屋でなりたい姿があるんです 」
私「 それはきっと誠司や七瀬さんと違う 」
私「 だから、的場一門には入れません 」
七瀬「 まるで名取だな 」
私「 周一さんも?私と同じですか?」
七瀬「 あぁ、似た言葉を聞いたさ 」
私「 あはは、周一さんは誰の姿を思い浮かべたんでしょう 」
七瀬「 伊吹は誰の姿になりたいんだい?」
私「 周一さんです 」
七瀬「 へぇ、それはまた 」
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的場「 ….良かったね、周一さん 」
名取「 うるさい 」
的場「 あれ、顔が 」
名取「 俺は先に出る!」
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私「 でも、誠司との約束まで4年あるんです 」
私「 今、結論出すのは早いですね 」
七瀬「 ゆっくり悩めばいい、まだ幼いのだから 」
私「 13歳は幼いですか?」
七瀬「 幼いねぇ 」
私「 あはは ッ、そうですか 」
七瀬「 幼いのに意思があって歳を忘れる 」
私「 ….?」
七瀬「 もっと子供っぽくても良いと私は思う 」
七瀬「 明日はそうするといい 」
私「 …. 」
私( 子供っぽく、とは )
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私( 気持ちよかった ~ )
名取「 あ 」
私「 あ、周一さん 」
私「 ちょうど良かった、式との契約方法を聞きたくて部屋に行こうと思ってたんですよ 」
名取「 ….祓い屋になるのか?」
私「 え?」
名取「 悪い、風呂でそっち側の会話が聞こえて 」
私「 あぁ、七瀬さんとの 」
私「 ….なら、周一さんのような祓い屋になりたいって事も聞こえましたよね 」
名取「 俺みたいな祓い屋なんて 」
私「 周一さん 」
名取「 ? 」
私「 周一さんはカッコイイですよ 」
私「 その姿に憧れてはいけませんか 」
名取「 …. 」
私「 え、し、周一さん ッ 」
私「 どうかしましたか….?」
名取「 何でもない / グスッ」
名取( 嗚呼、伊吹の困っている顔が浮かぶ )
名取( 早く止めなければ…. )
私「 な、泣かないで下さい 」
名取「 泣いてない 」
私「 ….ふ、あはは ッ 」
名取「 ほら、早く契約するんだろ 」
私「 そうでしたね 、ふふ ッ 」
・
・
・
私「 狼さん、契約の準備が出来ました 」
?『 呼んだか 』
私「 はい、契約の儀式をお願いします 」
?『 いいんだな?本当に 』
私「 はい 」
?『 ….分かった 』
名取「 伊吹、借りの名は考えたか?」
私「 仮の名?」
名取「 妖と主従関係を結ぶ時は本当の名で契約をしてはいけないんだ 」
名取「 だから、主である人間が妖に仮の名を与える 」
私「 …. 」
私( 仮の名、か )
私( 知らなかったとは言えど、急に言われると思いつかない…. )
私「 ジィ 」
名取「 どうした? 」
私( 周一さんの目、綺麗な赤色だな )
私「 朱楽 ( シュラク ) 」
私「 朱楽なんて、どうですか….?」
名取「 クスッ 、いいんじゃないか?」
名取「 じゃあ、この木札を持って契約の言葉を 」
私「 はい 」
私「 狼さん、この陣の中へ 」
?『 あぁ 』
私「 ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯…. 」
名取「 これで契約は完了だ 」
私「 何だか疲れました 」
朱楽「 部屋まで運ぼうか?主よ 」
私「 ….大丈夫です、朱楽 」
私「 これからよろしくね / スリッ 」
朱楽「 宜しく頼む、伊吹 」
名取「 …. 」
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食事処
的場「 明日どこから行きます?」
名取「 何の話だ?」
的場「 何の話って、遊園地の話ですよ 」
名取「 何で俺も行く前提になってる 」
的場「 行かないつもりで?」
的場「 伊吹が一緒に行きたそうにしているのに 」
名取「 …. / チラッ 」
私「 周一さん 」
名取「 はぁ、俺は行かない 」
名取「 ご馳走様、先に部屋に戻ります 」
七瀬「 おやおや、珍しい 」
私「 私が周一さんのようになりたいと言ったから 機嫌が悪くなったのでしょうか 」
的場「 さぁ、それは周一さんにしか分からない 」
的場「 これ以上、俺と居たくないだけかもしれないしね 」
私「 誠司は周一さんに嫌われているのですか?」
的場「 さぁ? / ニコッ」
私「 私、周一さんを追いかけます 」
的場「 伊吹は忙しいですね 」
七瀬「 若いってことさ 」
的場「 じゃあ、俺も行ってきます 」
七瀬「 あんまり肩入れするんじゃないよ 」
七瀬「 次期頭首の自覚を忘れないように 」
的場「 ….分かっていますよ 」
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私「 周一さん ッ!! 」
名取「 ….悪い、心配かけたな 」
名取「 明日は一緒に遊園地へ (( 」
私「 そういう大人ぶったことを聞きたいんじゃないんです 」
私「 ….私、何かしましたか 」
名取「 伊吹は何もしていない 」
私「 私が祓い屋をやるって言ったから?」
名取「 違う 」
名取「 俺は、ここへ依頼をしに来たんだ 」
名取「 遊びに来た訳じゃない 」
私「 それは、そうですけど 」
名取「 きっと、アイツだって遊園地なんか興味ないんだ / ボソッ 」
私「 え?」
名取「 俺には俺のやり方がある 」
名取「 だから、もう__ 」
私「 ! 」
私( 今、線を引かれている….? )
私「 私は周一さんの事を友人だと思っています 」
名取「 ! 」
私「 でも、周一さんのやり方にはそれが不要なんですね 」
名取「 ….伊吹 」
私「 ごめんなさい、私 全然知らなくて 」
私「 少し頭の中を整理してきます 」
名取「 伊吹、待って 」
私「 おやすみなさい / タタッ 」
名取「 ….ッ / グッ 」
・
・
・
的場「 …. 」
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そして、翌朝
七瀬「 伊吹、起きな 」
私「 お ….はようございます 」
七瀬「 外で2人が待っているよ 」
私「 …. 」
私「 え?」
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複雑に絡まる 的場 と 名取 、
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この日で何かが変わってしまうのか__?
ps.夏目の登場回をそろそろ書きたい….!
next*