テラーノベル
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前回の話も読んでくださってありがとうございます!!
またまた沢山♡頂いて、めっちゃ嬉しいです‼
前回の話に出てきた言葉、誰のものかみなさんは分かりますよね?
私あの言葉本当に好きなんですよ
別に私が虐められてるわけじゃないんですけど
個人的に共感できる部分もあって
あと綺麗事じゃないってことがすごく伝わってくるじゃないですか
辛い時に聞くと泣けますよね
そういえば好きな曲があって
初音ミクさんの「奇麗事辞典」って曲なんですけど
歌詞重めな曲が大丈夫だったら
暇だったら聞いてみてください
前置きが長くなりました……
それでは本編へいってらっしゃい!!
ばぁうくんがうわ言のように呟く
ばぁう「心の清算、か……」
ばぁう「……俺を殺したいなら、殺していいよ」
らぴす「……は?」
ばぁう「ずっと、後悔してた。あの日から、ずっと。依頼で人を殺して後悔するなんて初めてだった」
らぴす「後悔……?」
ばぁう「お前の兄を殺した後、お前の生い立ちについて調べた。髪の色
とか眼の色が全然違ったから、おかしいと思って」
ばぁう「……虐待を受けてたんだな、実の両親から」
らぴす「……」
ばぁう「挙句の果てには捨てられた。そして、今の家族に拾ってもらった。相手は片親家庭だったけど、すぐにその親も死亡。家族はお前ら二人だけになった」
らぴす「違う」
ばぁう「はぁ?」
らぴす「新しい家庭に、親なんていなかった」
ばぁう「どういうことだよ」
らぴす「親に捨てられた兄弟が、一緒に暮らしてただけ」
義兄には弟がいた
元気でしっかりしていた
一番年下でも一番頼りにされていたし、俺もしていた
子供3人だけの暮らしで、不安もあったけど
みんな友達のような存在で毎日が楽しかった
ばぁう「ッ……あっそ。まぁでも、いい兄だっただろ」
らぴす「……‼」
ばぁう「死ぬ間際までお前のことを心配してた。弟だけは殺すなと、何度も口にしてた」
らぴす「あなたに、何が…..あなたに何が分かるんだ‼」
怒りで声が震える
らぴす「お前に殺したことを後悔する権利も、俺の過去を知る権利もない。兄がどういう人間かを語る権利もない!」
ばぁう「ッ……」
らぴす「悔やむなら、最初から……」
最初から、殺すな
らぴす「……犯人はいつだってそうだ。人を殺したこと、物を盗んだこと。罪を犯したことを後悔する」
らぴす「殺したんだったら、せめて、最後まで、”殺してよかった”っていってよ……!」
らぴす「犯人にさえ死んだことを後悔されたら、何の為に死んだんだよ。どうして死ななきゃいけなかったんだって、残された人間がそう考えることがどうして想像できないんだよ‼」
ばぁう「……そう、だな。ーーーーなぁ、らぴす」
らぴす「……何」
ばぁう「お前の兄を殺してくれと依頼してきた奴が誰か、知りたいか」
らぴす「ッ‼」
心音「ーーーーで、聞きたいことがあるんですけど」
同時刻 めておら拠点
リビングには、らぴすを除いた5人
そして5人の目の前にあるのは起動済みのPC
PCの画面に映っているのは
めておらの上司
上司「送られた資料に関係のあること?」
心音「はい」
上司「同じものが2つ送られてるみたいだけど」
心音「あなたなら違いが分るでしょう。受注表にはある依頼が、報告書の方ではなかったことになっている」
上司「あぁ……ここね」
上司「でもなんで君達が、ばぁうくんの受注表なんて持ってるの?普通は手に入れられないはずだよ。本人の手元と本部のデータベースに厳重に管理してある」
一瞬マイクとカメラをオフにして、4人の顔を見回す
心音「……言っていいのかな」
ロゼ「いいんじゃない?」
らいと「同じグループやし、本人から直接貰った線もあるやろ」
メルト「別に不正とは限らないからね」
みかさ「しゆんくんのことだから、誰も思いつかない逃げ道くらい沢山用意してあると思う」
心音「そっか……じゃあ言うね」
心音「あ、すみません。えっと、資料はしゆんくんから送られてきました」
上司「いつ頃?」
心音「昨日の夜です」
上司「んー、ちょっと待ってて」
数分後
上司「データベースに不審なサーバーの侵入は見受けられなかったから、多分本人から貰ったか盗んだかしたんだろうな。まぁそれは、後で問い詰めるとして……」
上司「聞きたいことは何?」
心音「どうしてあの依頼だけ消されてるのか、です」
上司「どうして……ねぇ。入力し忘れたんじゃない?」
心音「それなら提出した瞬間に通知がくるので提出し直されているはずです」
心音「何か無かったことにしなきゃいけない理由があったはずです。例えば規律違反……依頼主を殺したとか、依頼対象のミスとか」
上司「いつも鈍いのに、今日は冴えてるね」
心音「はぐらかさないで下さい。時間が無いんです。らぴすが、関わってるはずなんです」
上司「らぴすくん?それはどういうこと?」
心音「それは後で話します。ーーーー本来話せないことなのは分かっています。でも、お願いします。消える必要のない命が、消えてしまうかもしれないんです」
もしもらぴすがばぁうくんの元に復讐に行ったのなら
復讐の手段が戦闘なのであれば
恐らくらぴすは勝てない
そしてらぴすもそれは分かっている
その上で、復讐をしようとしている
この資料の不備の理由が分かれば
戦う理由を無くせるかもしれない
全く根拠の無い直観だけど
そう思った
らぴすは幸せな人生は歩んでいない
なんとなく、雰囲気で分かる
世界を突き放すような、独特の冷たさを持った視線をしていた
だから
俺の、俺達の元に来たのなら
絶対に幸せにしたい
らぴすが来た時からずっと、強く思っていた
上司「……メンバーが関わってるなら、仕方ない」
5人「……‼」
上司「俺は騎士Xの上司じゃなくて、めておらの上司だからね」
心音「ありがとうございます‼」
上司「それでまず、あの依頼だけど。ちゃんと報告書に載ってるんだよ」
心音「え?」
上司「ただし、一部だけ」
心音「一部……?」
上司「ばぁうくんは、あの依頼において、二つの規律違反を犯した」
上司「依頼主を殺すことと、依頼対象を取り逃がすことだ。それも、ばぁうくんの場合は意図的に逃がした」
心音「あのばぁうくんが?」
上司「俺も最初は信じられなかったんだけどね」
上司「あの依頼の対象はーーーー、本当は2人いたんだ」
#めておら
COCO
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コメント
3件
うわ……第10話、めっちゃ重かった……。ばぁうくんが「後悔してる」って言ったとき、らぴすの「♡♡♡たんなら最後まで♡♡♡てよかったって言えよ」って叫びにグッときた。犯人の後悔こそが被害者遺族にとっては一番残酷なんだなって思った。心音くんたちが「らぴすを幸せにしたい」って言ってたのも、切なくて温かい。依頼が2人分だったって伏線、どういうことなんだろう……続きが気になりすぎる🥀