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次の日。
少し不安を抱えながら楽屋で過ごしていると、岩本くんが楽屋に入ってきた。
俺の方を見て、照くんは何事もなかったかのように自然な笑顔を浮かべながら、「おはよ」と挨拶して他のメンバーと一緒に談笑し始めた。
その様子を見て少し戸惑い、自分が伝えたことを受け止めてくれているのだろうかと心の中で考えていた。
「目黒、あんまりぼーっとしてないで、ちゃんと準備しろよー」
岩本くんが、何気なく声をかけてくる。
少し驚いたが、その普通の言い方に少し安心したが、同時に少し複雑な気持ちも抱えていた。
岩本くんは何も変わらず普通に接してきていたけれど、何か意図があるのではないかとその言葉や態度の裏に何かを感じ取ろうと必死になっていた。
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俺は目黒から告白されたあの日から、どこか落ち着かない気持ちで過ごしていた。
自分がどうすべきか、どう接すべきかを考えれば考えるほど、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまっていた。
目黒の気持ちに応えられるのか、それとも今まで通りの関係を続けるべきなのか。