短編小説

短編が書きたくなっただけ

この前の外交記念祝いと後付けいい夫婦の日祝いでスウェ日を書きます

今回のあらすじ

日本とスウェがイチャイチャしてるだけ

注意事項

・スウェ日要素しかない

・ちょっと過激(情事表現あり)

・今作品には、政治的意図、戦争賛美、特定の国、人の誹謗中傷意図はございません。

・ちと短い

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カーテンの隙間から柔く差し込む光の中、ちゅんちゅんと小鳥が囀る声に、未だに微睡みの中にいる意識が浮上するのを妨げるように、うーんと呻きながら身を捩った。

すると、枕とは違う柔らかさだが、少し固みを感じるものに額が触れる。

薄く開いた目で頭上に視線を向けると、まるでクレオパトラのような美貌に、こちらを見つめる切れ長の目に釘付けになった。

僕が起きたことに気づいていたのか、おはよ。と微笑む彼に、昨日の情事が蘇り、おはようございます、と返しながらも目を逸らす。

だが、そんな事は眼中に無いとばかりに少し赤らんだ僕の顔を見て、かーわい♡、と砂糖たっぷりの紅茶の様な甘ったるい声で囁いてくるものだから否が応でも身体がぴくりと反応した。

思わず足を擦り合わせると、くつくつと笑った彼は、ご飯作ってくるね。と言って、そこら辺に脱ぎ散らかされていた服を掴んで、リビングへ消えていった。

こんなやり取りは、もう何十回もやっているのに未だにときめいてしまう自分に、そして、ズキズキと痛む腰に…なんだか溜め息が出るが、それらにまるで気づかなかったかのように、袖口に手を通した。

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痛む腰を労いつつ辿り着いたリビングの扉を開けると、ふわりと漂うスモークサーモンの匂い。

机の上には、とっくのとうに馴染んだクネッケブロード。

彼は、情事の後は必ず食べやすい朝食を作ってくれる。今だって、鼻歌混じりでキッチンに立ちながら暖かいスープを煮込んでいるのだ。

何を作っているのか気になってキッチンに入ると、魚のスープだよ、と教えてくれた。

僕はこういう朝のひと時が好きだ。今日は休日だから、この時間を甘んじて享受できる。

スープ鍋の中を見たくて、後ろまで近づいていたのを、バックハグに変えた。

すると、彼は驚いたのか身体をビクリと震わせた。はぁ〜…という溜め息が聞こえて、何か不味い事をしてしまったのだろうか、と顔を覗き込むと、やっと後ろを向いて、

🇸🇪「日本ってそう言うところあるよね…」

なんだか呆れたような、それでいて愛おしいものを見るような目で僕を見たあと、頭を優しい手で撫でてくれた。

🇯🇵「ふふ、擽ったいです。」

そうやってはにかんだ僕の顔を見て、少し顔を朱に染めた彼は、ぷいっとスープへ目を向けてしまった。

なんだか子供みたいだな、と思いながら、その大きな背中に抱きついたままだった。

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食卓に着くと、一緒に手を合わせていつもの挨拶、

いただきます。

早速サーモンを取って、クネッケブロードに挟んで食べると、ふわりと鼻腔に入ってきた芳醇なスモークの香りと、サーモンの食感。その後すぐに続くサクサクとしたクネッケブロード。

思わず、ん〜！と唸った。

それを見ていた彼は、美味しい？と顔を綻ばせた。

🇯🇵「もちろん美味しいですよ！さすがスウェーデンさんです！」

🇸🇪「そうかな？嬉しい。」

率直な感想を彼に伝えると、またもや顔を緩ませた。仕事をしている時の端正な顔つきの彼とは違う一面に、なんだか自分だけを手に入れた気がして、特別な気分になる。

暫く特別な時間を楽しんだ後、食後の暖かいお茶を嗜んでいると、彼が声を弾ませ僕に話しかけてきた。

🇸🇪「ねぇねぇ日本、知ってる？」

🇯🇵「何がですか？」

🇸🇪「今日、僕らが外交を結んだ日なんだよ！」

もしかして…忘れちゃった？そう聞いてくる彼はさながら子犬のようだ。

勿論忘れてませんよ、と彼を安心させるために返すと、そうだよね！と顔が明るくなった。

僕達が外交関係になってから、もう157年。

1868年から修好通商航海条約を結び、現在に至るまでも、その関係は続いている。

こうやって同棲を始めても、彼はいつも優しくしてくれた。

彼と居ることは、いつしか当たり前みたいになっている。だからこそ、

🇸🇪「わ、どうしたの？」

🇯🇵「…なんだかそういう気分だったんです。」

いつか、貴方が消えてしまいそうで。貴方にどこにも行って欲しくなくて。なんて言えるわけがない。偶に、この素直ではない性格を恨む。

そんな僕をお見通しなのか、おずおずと、大きくて暖かい手が背に回され、ぎゅっと壊れ物を扱うような手で抱擁を交わした。

それに応えるように、少しだけ抱く力を込めると、喉がゴクリとなる音が聞こえる。暫く抱き締めたままで居ると、彼はあと少しでキスができるほどの距離まで近づき、囁いた。

🇸🇪「ね、もう1回…やる？」

🇯🇵「…はい。」

何時もは突っぱねるお誘いも、今ばかりは了承の意を出した。

貴方を感じれるように、一抹の寂しさを埋めるように、その火傷しそうなほど、暖かい熱に、体を預けた。

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お疲れ様でした

知ってますか？11月11日は日スウェ外交記念日なんですよ！！！！

因みに私は友達に教えてもらって初めて知りました

スウェ日が好きな人は覚えましょうね💪

因みに何故こんな遅くなったかと言うと、

気づいたら時間が経ってたからですね

はーい

ではまた次のお話で

おまけ

色塗り諦めました🙃

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