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Sakey
絶世の美女は女装男子?!①
矢花side
有名なタレント、映画監督、脚本家。
様々な芸能界に関わる人が集まる食事会。
こんな所に俺なんかが来てよかったのか分からなかったが、
事務所の意向で行くことになった。
幼い頃からSTARTOでやってる俺は、
もちろん、
女の子と関係を持ったことなんてない。
でも、そんな俺に春が来た気がした。
??)あの、、矢花黎くん、ですよね?
矢花)えっ、、あっ、はい!
天宮)わぁっ!本物だ!
あっ、すみません、申し遅れました、
私、天宮グループの天宮さくらです!
今日は父に着いてきたんですけど、、
私こういうとこ苦手で、、
矢花)あっ!俺もです!
何話せばいいのか
イマイチわかんないし、、、、笑
天宮)そーですよね!
父も、こういう食事会に私のこと
送り出すんですけど、、、
他の人と馴染めないし、笑
矢花)俺はこういうところ初めてなので
あまり分からないんですけど、
みんなで集まってーっていう会が
得意じゃなくて、、笑
こんな所で交友関係が築けると
思ってもみなくて、
とても安心した。
天宮)そーだったんですか!
あの、、ずっと前から見てて、!
矢花)あっ、そうなんですか?!
ありがとうございます!
天宮)こんなに仲良くなれて嬉しいです!
、、、もしよかったら、
一緒にここから
抜け出しちゃいません、?
矢花)っ、!、でもっ俺も、アイドルでっ、
天宮)もちろん、無理にとは言いません!
でも、もっと、
近くで矢花くんの『男』としての顔、
見てみたいなぁ、、、
だめ、?
上目遣いで俺のことを覗き込んでくる
さくらさんの目は、守りたくなるように
潤んでいて、吸い込まれそうだ。
そんなの、、、、『男としての俺』が見たいだなんて、、、、、
矢花)っ、、
天宮)ほら、こんな『女の子』、
もう逃せないですよ、、?笑
矢花)、、、わかりました。
天宮)、、ふふっ、よかった。
じゃあ、
私行きたいところがあるんです、
そう言って俺の手に指を絡める。
普段、こんなことをメンバーにされたら、
『近ぇよ!』なんて振り払うけど、
さくらさんのその瞳に、吸い寄せられてしまった。
矢花)あの、、、これどこに向かって、
天宮)きっと、矢花くん気に入ってくれるよ
キラキラ輝く看板、
俺と無縁だった建物の目の前に来ている。
矢花)あのっ、さくらさんっ、
天宮)、ここまで来たんだから、
ちゃんと、私のこと見てよ、?
部屋に入り、さくらさんがコートを脱ぐ。
その肩はとても華奢で、
儚く、
触ったら壊れてしまいそうだった。
天宮)ねぇ、矢花くん
そんな甘い声を出して、俺のネクタイに
手を掛ける。
揺れる白いミニスカート、
滑らかな肩を覗かせるオフショル、
顔が更に小さく見えるウルフカット、
潤んでいる目を引き立たせる金縁の眼鏡。
その全てが、
俺の中の『男』を呼び覚ましてく。
矢花)ごめんなさい、、
もう、俺耐えきれないです。
俺に『男』を求めたこと、、
後悔しても知りませんよ、?
耐えきれず、ベットに押し倒す。
天宮)あはっ、!
矢花くん、意外と強引なんだね?笑
押し倒した衝撃で、スカートが捲れる。
その内側には、
女の子だとは思えない、
質量を持っていて、、、
天宮)、、、あーあ、バレたわ。
矢花)っぇ、、?!
さっきまで、鈴を鳴らしてるように
高かった声が、一気に低くなる。
天宮)もーちょっと騙されてて
欲しかったなぁ、笑
そんな鈴の音のような調子を取り戻して
さくらさん、、
いや、メンバーの今野大輝が、
ウルフカットのウィッグと金縁の眼鏡を
外す。
今野)この格好もキツイんだよね。
矢花)っ、?!、なんでっ、こんぴーっ!?
てか、天宮って、、?!
今野)あー、俺の親戚。
『矢花のこと落としたいー!』
って泣きついたら
俺の名前使えって叔父さんが。
矢花)叔父っ、、、!
てか、お前ゲイっ、?!
今野)そー。
お前みたいに女の子に
デレデレしねぇんだわ。
矢花)なんでっ、、俺っ、?!
今野)お前がみんなに愛想振りまいてんのが
耐えきれなかった。
その顔、俺にだけして欲しかった。
そんなの、自分勝手だって分かってる
でも、
俺だけが知ってる矢花を、、
知りたかったから。
目の前でベッドに横たわっているのは、
さっきまで俺が「守らなきゃ」なんて
思っていた可憐なお嬢様じゃない。
いつも隣でギターを弾いている、
気だるげでマイペースなメンバー、
今野大輝だ。
ウィッグを外して乱れた
地毛をかき上げるその動作すら、
今はひどく男性的で、
それでいて毒々しいほどの
色気を放っている。
こんぴーは、俺の腕をすり抜けるようにしてゆっくりと身を起こした。
オフショルから覗く肩は確かに細いが、
そこにあるのは女の子の華奢さではなく、
引き締まった男の骨格だ。
今野)、何そんなに固まってんの?
『男としての俺』を
見せてくれるんじゃなかったっけ、
矢花
矢花)お前、っ
言葉が出ない。
怒り、困惑、そして、、
あんなに甘い言葉で誘惑してきたのが
「こんぴー」だったという事実への、
言いようのない高揚感。
今野)あは、顔真っ赤。
ねぇ、女の子じゃなきゃダメだった?
こんぴーが俺の首筋に手を回し、
そのまま自分のほうへと引き寄せる。
鼻先が触れそうな距離で、彼はふっと目を細めて笑った。
今野)さっき、
天宮さくらに見せようとした顔、
今ここで、俺に見せてよ
矢花)っ、ふざけんなよ、
こんなことして、
明日からどうすんだよ
今野)明日なんて知らない。
今、俺しか見てない
お前が手に入れば、それでいいし。
そう言うこんぴーの瞳は、
さっきの演技の「潤み」とは違う、
もっと暗くて深い、
熱を帯びた光を宿していた。
「俺だけが知ってる矢花を知りたかった」
なんて、そんな重すぎる告白、
この状況で突きつけられて
冷静でいられるわけがない。
矢花)全部お前の計算だったわけ?
今野)、、計算じゃなきゃ、
わざわざスカートなんて履かないよ
今野が自嘲気味に笑って、
俺の唇を親指でなぞる。
その指先が熱くて、
俺の中でプツンと何かが切れる音がした。
矢花)、、後悔しても知らないからな、
こんぴー
今野)、、、させてみれば?
挑戦的なその笑みに、俺は抗えなかった。
絶世の美女の皮を脱ぎ捨てた、
一番近くにいたはずのアイツ。
このまま、、俺が攻める、、、
はずだった。
今野)矢花がそんなことできるとでも、?笑
矢花)っ、わっ?!
視界が一回転し、
ベットに押し付けられる。
今野)押し倒したぐらいで、
組み伏せたつもり?
矢花)っ、!、ちからっ、、つよっ、?!
今野)矢花が逃げないようにだよ?
こんなとこまで着いてきたんだから、
ヤられる覚悟は持っててよ。
さっきとは違う、低く掠れた声、
スカートが俺の服越しに触れる。
視覚と感触の相違で、
俺の脳がパンクしそうになる。
矢花)っ、離せっ、!
今野)やだ。
矢花)おれがっ、、こんぴーになんてっ、!
今野)、、もう無理だって、
わかんない?
コメント
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おいしいイッツソーデリシャス え、めっちゃ続き気になるんですけど!?