テラーノベル
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答え合わせをしよう。
その言葉に周りはシーンとなり、緊張感が走る。
「まず。僕たちが幼稚園に行った時悲鳴が聞こえただろ?それは、小百合の悲鳴ではなく由利のものだった。小百合は由利を殺した後、車の下に押し込んだ。僕たちが着くまでだいぶ時間がかかったからね、準備をする時間は沢山あっただろう。次だ。僕たちが保管庫のところで話をしていた時、園長は、僕から紙を取り上げた。僕は記憶に潜って確認した。そこからは「山の中。幼児の行かないところ。廃墟」と書いてあった。僕が言った番号はそこの住所だ。手で隠れてはっきりとした住所は見えなかったが、その数字だけは見えた。」
「でも、それだけで私たちが犯人だとは、、」
園長はハンカチをぎゅっと握り。震えた声でまどかに問う
「たしかにこれだけだと犯人だとは考えずらい、ただ1つ、確信的な証拠がある。園長の腕だ。僕が見た時、何かを引っ掻いたような傷と、もう1つ縄の後が残ってたからね。そしてこの理子の死体にも、首元に縄の後がくっきり残っている。多分理子が暴れ回ったんだろうね。だけどまだ幼い子供だ。大人の力に勝てる訳がなかった。その傷も、理子に引っかかれた時の傷だろ?小百合のあ腕も園長と同じ引っ掻き傷がある。そうだろ?」
小百合はもうこの人からな逃れられないと分かったのだろう。袖をまくり上げ、腕に着いた引っかき傷が見る。
「はい。理子ちゃんを取り押さえるのに少し戸惑っていたので私も手伝っていました。それで理子ちゃんに傷をつけられて、」
痛々しい引っかき傷で分かるのは、相当抗ったということだ。だけど小さい子供、大人の力とは比べ物にならない。そのまま大人に押さえつけられ。命を落とした。
「ただ僕も分からなかったことがある。君たちの殺害動機だ。」
「殺害動機、、、」
園長と小百合は顔を見合わせる。そして小百合が口を開いた
「由利は園児たちに人気でした。由利が休みな日は皆「由利先生は?」とみんなから言われました。羨ましかったんです。私もある程度子供たちから好かれています。だけど、由利程ではなかった。だからこう思ったんです。由利を殺せばもしかしたら皆私に人気が向くかもって、だから殺しました。そのことを園長に言ったら怯むことなく了承してくれて犯行に及びました。由利と1番距離が近かったのは理子ちゃんでした。由利とよくシャボン玉をしていて、、」
「あんたら、やってること最低やで。」
拳を強く握り、怒りで溢れ出しそうな声で小百合を睨んだ。
「確かにやっている事は最低だ。許されることでもない。もし許されたとしていても理子の母親、由利の親族が黙ってないだろう。世間からはすぐに忘れ去られる。だけど被害者の身内は一生忘れられない、忘れたくてもね。君は重罪を犯した。その自覚はあるよね?君もだ。園長。」
鋭く尖った目は真っ直ぐ小百合たちを見ていた。
そして冷たく吐き捨てた鋭い言葉
「君達は最低だ。罪もない人を葬って、羨ましかった?そんな理由ねで罪のない人を殺すなよ。」
鋭い視線と鋭い言葉、言葉は時に凶器なるとはこの事だろう。
数分後、警察が来て小百合達は逮捕された。
このことがニュースになり世間は小百合達を大批判した。残された家族からは怒りをくらい。理子の母親も許さないと言っていた。
理子が事務所に来て、深く頭を下げた「ありがとうございます! 」そこには悲しみもあったが娘を見つけてくれてありがとう、と言う気持ちもあった。そして
「これを受け取ってください。理子がよく遊んでいシャボン玉です。要らないとは思いますが理子と私のほんの感謝の気持ちとして。」
母親は理子が生前好きだったというシャボン玉を渡した。その後すぐに事務所を出ていった、
まどかは事務所のベランダに行き、貰ったシャボン玉をふーっと吹いた。丸い形をしたシャボン玉はふわふわと空を舞った。すぐにパチッと弾けまたふーっと膨らませる。まどかは飛んで行ったシャボン玉を眺め、少しぼーっとしていた。
それを見た誠一はベランダに出て、まどかの隣に行く、
「どないしたん?そんな考えて。」
「いや何も。」
そう答え、また空を見つめる。
「誠一」そう声が聞こえたのでまどかの方を見る時まどかは誠一に向かってシャボン玉を吹いた。
誠一の顔にシャボン玉が当たり、誠一は「おわっ!」と声を出す、まどかを見ると小さい頃と同じ笑顔を見た。久しぶりに心から笑っているまどかを見て誠一は懐かしく感じる。無邪気で、綺麗な笑顔を。「鈍いねーせーちゃんは」そういいまどかはクスッと笑った。
久しぶりに聞いた「せーちゃん」という声。見た目は何も変わっていなくてもまどかの心は大きく形を変えた。だけど今、崩れた形が一瞬だけ元に戻ったような感じがした。心から笑うまどかを見て誠一はこの笑顔をずっと見てたい。この笑顔を守れるのは自分だ。と思ったのだ。
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おつかれ〜!そんじゃバイバイ!!
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