テラーノベル
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星月 ひい/底P
511
沙彩
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⚠︎注意⚠︎
・d!の二次創作です。
・ご本人様とは関係ありません。
・微BLあり
・エセ関西弁あり
kn視点
真っ暗な空に大きな花火がたくさん打ち上がる。
その中、一つの屋台にかけていく。
「りんご飴」と大きく書かれた屋台はどんどん燃えていき、あっという間に炎に包まれた。
kn ) あつ…ッ!どうすれば…!
すると、後ろから誰かがぶつかる。
未来で見た、りんご飴を持った女の子だ。
「お母さん」と泣きながら、燃えている屋台の方へ走っていく。
kn ) おいッ!そっちは火が…!
女の子は聞こえてないのか、涙の溢れる目を擦りながら、その場につまづき転ぶ。
kn ) 大丈夫か…ッ!
すぐ女の子の方へ駆け寄り、起き上がらせる。
kn ) こんなとこで何してんねん…!
女の子 ) お母さんがいないの…ッ
kn ) お母さん?
周りを見てみると、全員避難したのか人はいなかった。
kn ) …今はここから避難するんや!そこにお母さんもいる!
女の子 ) ほんとに?
女の子の目を見て、大きく頷く。
shp ) コネシマさん…ッ!!危ない…!!
叫びながら、ショッピが遠くから走ってくる。
気づいたら、もう遅かった。
後ろから、燃えている大きな電子機具が倒れてきていたのだ。
反射的に女の子を守るよう全身で覆う。
力強く目を瞑り、覚悟を決める。
ーーが、痛みは来ない。
shp ) ぅ”…ッ
真上から苦しそうな声が聞こえる。
ショッピが腕で電子器具を抑えていた。
kn ) ショッピ…ッ!
shp ) 早く…そこどいてください…ッ
すぐに女の子を抱え、屋台から離れる。
そのすぐ後、屋台の人や祭りの運営者が水を持ってきて火を消しはじめた。
ショッピは電子器具を支えていた腕を抑えながら、こちらに来る。
kn ) ショッピ大丈夫かッ!なんであんなこと…ッ
shp ) コネシマさんに怪我されたら困るんで。それにこんなのどーてことないですよ。
すると遠くから女性が走ってくる。
女の子は「お母さん!」と言ってその女性に抱きついた。
shp ) コネシマさんのおかげですね笑
kn ) 何言ってんねん。俺だけちゃうやろ。ショッピ、お前もや。
shp ) …そんなこと、
その瞬間、花火の大きな音と同時に放送が流れた。
どうやら花火もラストスパートのようだ。
今までで一番大きな花火が何個も夜空で咲き誇る。
shp ) …コネシマさん。
kn ) なに?
ショッピは真っ直ぐ俺を見る。
shp ) なんで…火事が起こるって知ってたんですか?
kn ) …へ?
予想外の言葉に喉が詰まる。
shp ) なんであんな必死に屋台探し回ってたのか気になってたけど…
kn ) そ、それは…
shp ) もしかして…
ショッピは怪しげな目で顔を近づける。
冷汗が頬をつたい、ゴクリと唾を飲み込む。
shp ) やっぱり原因が…
その瞬間、ショッピのフードの中からピコが飛び出す。
shp ) ピコ…!
kn ) あ、ショッピの服ん中にいたの忘れてたわ。
shp ) それでも飼い主なんすか…
ショッピはピコを撫でようと腕を上げる。
shp ) いた…ッ!
kn ) 大丈夫かッ!
ショッピの腕を見ると、さっき電子器具を抑えたところが真っ赤に腫れていた。
kn ) お前…火傷して…ッ
shp ) こんくらい平気です…!
顔を顰めながら、腕を抑える。
kn ) でも病院に…!
shp ) 嫌やッ!!
kn ) こ、子どもちゃうやろお前!!
shp ) まだ子どもですけど?
kn ) …子どもなら尚更病院行きや!
shp ) 子どもは自分で治して強くなるもんなんです…!
kn ) んな馬鹿な…!
まさかここまで病院を嫌がるとは…
でもこのまま火傷放置するわけには…
元々は俺のせいやし…
kn ) …だったら俺の家来るか?
shp ) …はい?
kn ) 医者ほど治療できるわけやないねんけど、一応医療の勉強はしてんねん。道具ならうちにあるし。
shp ) だ、誰がおっさんの家なんか!
kn ) ピコともっといたくないの?笑
ショッピはピコの顔を見る。
shp ) ひ、卑怯や…ッ///
kn ) 決まりやな!笑
この後、大事にはならず火は完全に消された。
「あなたたちが早く気づいてくれたおかげだ。本当に感謝する。」
と屋台の人、運営者、そして女の子とそのお母さん、たくさんの人が頭を下げた。
そして今は俺の家の前にいる。
慣れた手つきで鍵を開け、扉を開ける。
shp ) ここがコネシマさんの家…
kn ) 入ってええで。
shp ) お邪魔します…
ショッピはピコを腕に抱き、少し縮こまりながら入る。
shp ) でかいんですね。
kn ) まーな。こっち来て。
キッチンの水道水を流し、ショッピの火傷に当てる。
shp ) …一人暮らしなんですか?
kn ) 親が…この家くれたからな。
shp ) こんなでかい家を?いい親なんですね。
kn ) んなわけ…、
そう言って言葉が詰まる。
shp ) コネシマさん?
俺は棚から医療箱を取り出す。
kn ) その…すまんな。
shp ) 何がですか?
kn ) その腕…、跡が残るかもしれへんやろ?
shp ) あー、別にいいすよ。跡残っても。
kn ) お前なあ…、自分の体なんやで?もっと心配しろや。病院にも行かへんし。
ショッピは少し俯く。
shp ) …もういいんですよ。どーせ何やっても無駄だから。
kn ) んなわけないやろ。何に悩んでんのか知らへんけど、「諦めたらそこで試合終了」とかよく言うやん。
shp ) …たしかに、
自分の火傷した腕を見つめる。
shp ) だからコネシマさんは燃えてる屋台に突っ込めたんですか?
kn ) え、あれは咄嗟に…
shp ) 死んでたかもなんですよ。普通は咄嗟になんて無理。
ショッピは真剣な顔で見てくる。
そんな顔を見ると、いつの間にか口が開いていた。
kn ) なんやろな…、俺も諦めてんのかもしれへん。
shp ) え…
kn ) 正直、死ぬのも怖いと思わへんねん。生きる意味も死ぬ意味も特にないし。
医療箱からワセリンを取り出し、ショッピの腕に塗る。
そして包帯で巻き始める。
kn ) それに死ぬなら誰かを助けてからの方がええやろ。
shp ) だから女の子を助けたんですか…?
kn ) まー、ただの自己満足ってやつや笑
shp ) 誰かを助けてから…、
ショッピはそう呟きながら、俯く。
kn ) てゆーか!ショッピも突っ込んできたやん…!!
shp ) え?
kn ) だから火傷したんやろ!!
shp ) それは…、俺にはもう…
何か言いたそうな、でも言葉が詰まったのか黙り込む。
その姿にふっと笑がこみ上げる。
kn ) なんか「秘密のヒーロー」みたいやな!笑
shp ) ひ、ヒーロー?
kn ) これでも祭りを守ったんやで?みんなの知らないとこで活躍するとかかっこええやん!!
shp ) かっこいい…?
ショッピは少し目を見開いたあと、お腹をかかえて笑いだした。
shp ) はーっ、おもしろっ笑
kn ) な、なんやねん!///
shp ) コネシマさんって脳内お花畑なんですね笑
オハナバタケ…?
お花畑…、
kn ) …はあッ!?お前俺の方が年上ってこと忘れとるやろ…ッ!!
shp ) いやあ、ちゃんと覚えてますよ笑。
ショッピは玄関へ行き、靴を履き始める。
kn ) え、もう帰るん?
shp ) 親に怒られるんで。あと煙草も吸いすぎないようにしてください。部屋中、ヤニ臭いですよ。
kn ) ははっ、お子ちゃまが偉そうに。
shp ) ピコが病気になったらどうすんねん。せめて窓全開に…!
kn ) わーったよ!親に怒られるんやろ?お前はピコのことしか頭ん中ないんか。
ショッピは面白そうに笑う。
shp ) へー、嫉妬ですか?笑
kn ) あほっ!可愛くない後輩やなあ。とっとと帰る…
shp ) せんぱい…、
聞き慣れない単語に、言葉が詰まる。
kn ) 今…せんぱいって…
shp ) また…会いに来てもいいですか?
玄関の隙間から差し込む月の光で、ショッピの顔がよく見えない。
でも、声が少し震えていて…
ふっと笑ってしまう。
kn ) やっぱまだまだ子どもやな笑。ええで。いつでも遊びにきーや。
ショッピは少し黙り込む。
shp ) …じゃ、さよなら笑
kn ) は?
shp ) クソせんぱいっ!笑
ニカッと笑うショッピの顔に、思わず立ち尽くしてしまう。
夜中の外はもうすっかり真っ暗。
なのに目の前にいる、ちょっと前に会ったばかりの後輩が、
とても輝いているように見えて…
その笑顔に目を奪われてしまった。
気づいた時にはショッピはいない。
玄関の扉をゆっくり閉める。
kn ) なんやねん、クソ先輩って。あいつ舐めとるやろ…
リビングからピコが一声鳴いて、こちらに来る。
kn ) ほんまになんやねん…
ピコを抱きかかえ、その場に座り込む。
kn ) あんな笑顔…できたんやな…///
やはり、夏の夜は暑い。
もしこのままずっと暑かったら…
どうすればええんやろ…///
遅くなったすまん
まじやっとテスト終わったよ
でも部活があるんすよね
あ今は軽音やってます
同じ人いたら仲良くして
てかマジヤバフェア行きたかったああ
お台場とかほんとギリ行ける距離
それも全員現地ってやばすぎ
行けた人います?
コメント
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お疲れさま!第5話「秘密のヒーロー」読んだよ🔥 「誰かを助けてから死にたい」ってknのセリフ、グッときたわ…自己犠牲的なのに全然重くなくて、関西弁の軽さが逆に深み出してる。ショッピの火傷隠そうとするところも、最後の「せんぱい」呼びもキュンとする。エセ関西弁、気にならんかったしむしろキャラにハマってた! テストお疲れ、軽音部羨ましいな!俺もフェア行きたかったよ…