TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
不登校のわたし

不登校のわたし

「不登校のわたし」のメインビジュアル

1

学校

2021年12月08日

シェアするシェアする
報告する

これは私の感じた私だけの物語。


共感するも、非難するもあなた次第。


ただ、『不登校』がどういうものか、その一例として見てもらいたい。




「学校に行きたくない」


たった一言だけど、その言葉の影響力はとても強かった。


「どうしたの?」


「何かあったの?」


「風邪でも引いたの?」


怒濤の如く浴びせられる疑問の声に、この言葉を放った事をほんの少し後悔した。


「理由は無いんだけど…今日は行きたくない」


「理由がない? じゃあ駄目」


当たり前だ。本来ならばここで引き下がるべきだ。というか、いつもの私は口論が面倒くさくて、最後は折れる事を選ぶ人間なのだ。


しかし、何故かその日の私は違った。


「どうしても行きたくないの!」


「はぁ? なんで?」


「だから、理由は分かんないんだけど…」


「じゃあ駄目って言ってるでしょ!」


「もうっ、こっちも急いでるんだから」と母はまともに相手にもしてくれなかった。


「………」


しかし、私はどうしても学校に行きたくなくて、パジャマのままダイニングの椅子に座っていると、


「何でまだパジャマなの? 制服は?」


と、急かすように母が言った。


「………」


ただ、私ももうどうしようもなく心が悲鳴を上げて、体がどうしても学校に向かわないのだ。


「………はぁ、休むの?」


母が諦めた口調で私に聞き、私はただ頷くだけだった。


「学校には連絡してね」


「うん…」


そして母と、父、兄弟は家を後にした。

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚