テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



「……はぁ」


私は一人になると、途端に休んでしまったことへの後悔と罪悪感に取り憑かれた。


先生に電話をしたくないと思いながらも、連絡はしなくてはいけないので、私は重い足取りで受話器を取った。


プルル…プルル…ガチャ


「はい、◯◯高校の高橋です」


「おはようございます、三年二組の◯◯です。担任の篠崎先生はいますか?」


「三年二組ですね、少々お待ちください」


「変わりました、篠崎です。◯◯さん、今日はどうしましたか」


「少し腹痛があって、薬は飲んだんですが…」


「そうなんですね、午後からは来れそうですか?」


私はその時、行かないだろうなと思った。しかし…


「もし良くなれば行こうと思います」


「分かりました。体調お気をつけ下さい。失礼します」


「はい」


ガチャン。


「…はぁ……何で行くとか言っちゃったんだろ…」


仮病が後ろめたくて、でもやはり行きたくもなくて。


後悔ばかりが募ってゆく。


「……もう嫌だ」

この作品はいかがでしたか?

47

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚