元貴side
僕は1人で校門の柱に寄り掛かっていた。
若井には先帰っててって言われたけど、
僕は若井と一緒に帰りたい。
だって2人きりになれるんだもん…
そりゃ誰でも好きな人と2人きりで
話したり、笑い合ったりしたいじゃん。
恋はハードルとか距離とかも大切だと
思うけど、僕は離れたくないタイプかも。
僕が若井を待っている時、
他校の制服を着た高校生4人組が話しかけてきた。
(DK→男子高校生)
DK①『あれ?お前大森じゃね?w』
元貴『っ…!』
他校の制服を着た高校生4人組は、
中学の時僕をいじめていた奴だった。
DK②『見ねー間にすっげぇ可愛くなったなぁ?』
そう言って僕に近寄ってくる。
元貴『今更何だよ…』
DK③『お前まだ男の事好きなの?w』
元貴『っ…』
DK④『顔は可愛くなったのに
男好きなんだ〜?キモすぎるww』
DK①『お前言い過ぎ〜w
また元貴ちゃん泣いちゃうじゃ〜んwww』
そう言って大きな声で笑う4人組。
うるさいなぁ…黙れよ、、
元貴『勝手にしろ…』
DK①『あれやっぱりまだゲイなんだ?w』
DK③『強がっちゃって〜ww』
そう言って4人組の1人が僕の頬を片手で包んだ。
DK②『可愛い〜w』
元貴『触んなっ…』
僕がそう言って1人の男の手を退けると、
4人組の誰かが大きな声を出した。
DK④『お前手出してんじゃねーよ』
元貴『っ…ビクッ…』
DK②『はっw 反応変わんねーww』
DK①『一回ヤっとく?w』
DK②『ありww』
僕が何もできずに立っていると、
2人が僕の腕を押さえた。
元貴『ちょっ…!何して、!』
DK③『可愛くなってるから余計そそるわ〜w』
そう言って4人組の1人が僕にキスをした。
元貴『んっ!?んっ…っ…////』
僕に息をする暇も与えずにキスを続けるから、
どんどん全身の力が抜けていく。
若井としたキスとは全然違くて、
気持ち悪い。考えただけで吐き気がする。
DK④『ははっw 顔トロトロじゃんww』
元貴『…お前ふざけんなっ、///』
DK③『あれ?初めてだったの?w
ごめんね〜初めて奪っちゃって〜www』
僕が泣きそうになっていた時、
遠くから歩いてくる音がした。
滉斗『お前ら誰に手出してんだよ』
DK②『あ?お前誰だよ』
滉斗『此奴の彼氏だけど。
知らない? “若井滉斗”って』
DK①『えっ…は、?嘘、だろ?
おっ…おい、お前ら、!逃げるぞ、!!!』
若井がそう言うと4人組は慌てて走って
逃げて行った。若井に怯えてた…?
滉斗『チッ(舌打)彼奴ら謝りもしねーで…
あっ 元貴、大丈夫…?』
元貴『っ…泣』
若井が来てくれて安心して堪えていた
涙が溢れる。…できるだけ若井の前で
泣いてるところ見せたくないのにな…
滉斗『よしよし…怖かったね…
ごめんね、守ってあげられなくて…』
そう言った若井の声が震えていて、
また堪えていた涙が溢れた。
優しいなぁ…若井は、、
そう言って若井は僕を優しく、
力強く抱きしめてくれた。
今だけ、、若井に本音を言っても良いですか、?
元貴『っ…怖かった、泣』
滉斗『怖かったよね…
ごめん、くるの遅くなって…』
どこまで優しいんだこの人は…
僕は若井の胸に顔を隠した。
こんな惨めな顔見られたくないから。
滉斗『元貴』
元貴『ん…?っ…』
僕が上を向いて若井の方を向くと、
若井は優しく僕にキスをした。
元貴『ぁっ…ん…んぅ…////』
若井のキスは優しくて、熱くて、
なんかよく分かんないけど気持ちいい。
いやらしい音が辺りに響き渡る。
若井は僕の歯列をなぞったり、
僕の舌を吸ったりしてくる。
全身の力が抜けて溶けちゃいそうなぐらい熱い。
僕はただ若井の流れにのることしかできない。
滉斗『ぷはぁっ…糸引いてる、///笑
目がとろんってしてる…///笑』
元貴『はぁっ…長い、////』
僕がそう言うと若井はふにゃっと笑いながら
口を開いて言った。
滉斗『んはっ笑 帰ろ?///笑』
元貴『ぅん…///』
また、今日も若井と一緒に帰れる。
コメント
8件
え、ここまでいってまだ付き合ってないの!!?うそじゃん!? ほんとにやばいんだけどもう最高すぎて泣きそう‥ つくってくれてありがとうございますゥウ😭
許せないですね4人組 こっちは気にせずお2人は早よはよ
4人は取敢えずブラックりすとに入れて……血が出切るまで愛してあげるわ🔪❤️ひろぱキスだけじゃ絶対に物足りなさそうw