け『ねぇ、まぜち…僕の事好き?』
こんな表情を見たのはこれが初めてだった
綺麗に泣く君は今にも壊れそうだった
けちゃside
け『はぁ…』
最近、まぜちが冷たい
僕とまぜちは恋人同士で、しかも同棲している
前までは、いいや1ヶ月前までは一緒にご飯食べたり、話したりキスしたり抱きしめあったりしていた
でも、それもうなくなったのだ
け『…はぁ』
?『なに、ため息ついてんの?笑』
け『…ぷりちゃん』
ぷり『なんや、その顔笑』
け『ん…』
ぷり『けちゃお、大丈夫?なんか悲しそうな顔してるけど』
不安そうに覗き込むぷりちゃん
ぷりちゃんはあっきぃと付き合っており、あっきぃにすごく大切にされている
け『ねぇ、ぷりちゃん』
ぷ『ん?』
け『ぷりちゃんはさ、あっきぃとさ週何回してる…?』
ぷり『はっ、えっ!?』
け『だから、そのえっち…の話…』
ぷり『はっ、あほ!!///』
け『えへへ…で、週何回なの?』
ぷり『…っ、その…ほぼ毎日…?///』
『そ、そーゆうけちゃおはさどうなん!!』
顔を真っ赤にして答えるぷりちゃん
やっぱりこういう子の方が可愛いのかななんて思いながら気づかれないようにふっとため息をつく
け『えっと…最近手出してもらえてない、かな』
ぷり『っあ…ごめ、』
け『えへへ、いーよぉ、別に!最近さー、まぜちったら僕のこと全然構ってくれなくなったんだよねー』
ぷり『まぜたになんかしたん?』
け『わかんない…僕、嫌われたのかな…笑』
ぷり『あいつに限ってそんなことないと思うよ』
け『そっかぁ…あ、ねぇ!!僕、ゲームしたいんだけどぷりちゃん付き合ってよ』
ぷり『お前、弱いやん』
け『ひどいよぉ、ぷりちゃぁん!!』
ぷり『はいはい、俺ん家いこ』
それから僕はぷりちゃんの家に行き、ゲームを始める
ゲームに熱中しすぎていつのまに時間が過ぎたことに気が付かなかった
あき『…ただいまー!って、けちちじゃん!』
ぷり『おかえりー!』
け『おじゃましてます!…って今何時!?』
あき『んー、21時だよ?』
け『は、やばっ…』
ぷり『やべっ、熱中して時間忘れてた…』
あき『仲良しだねー笑 でも、いいの?』
け『ん、なにが?』
あき『まぜちだよ、けちちのこと探してたよ?』
け『へ…まぜちが?嘘でしょ…』
あき『うそじゃないって笑』
ピーンポーン
あき『ほら』
ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン
あき『ちょ、怖い怖い…笑』
そう言いながらあっきぃはパタパタと玄関へ行く
しばらくするとまぜちが僕たちのところに顔を出した
ま『はぁ、やっとみつけた…帰るぞ!』
汗だくのまぜち
探してくれたことが嬉しいはずなのに、何故か心の奥が苦しい
ここで帰ったらまたいつもと同じ生活にもどるの?
け『…いや』
あき『ちょ、けちち!?』
ま『は?』
け『だから、やだって言った』
ま『わがまま言ってねぇで、いいから帰るぞ』
け『…僕の事好きじゃないんでしょ?じゃあ、ほっといてよっ!!』
『僕、まぜちと別れてあっきぃとぷりちゃんと付き合うから』
あき『え…!?』
ぷり『いやいやいや』
ま『訳わかんねぇこと言うなよ。いいから帰るぞ!!』
け『っ、うるさいっ!!』
ま『…ブチッ』
グイッ
け『っ、わっ!?』
チュッ
け『んっ!?』
あきぷり『!?!?』
ま『ヂュッ、はっ、ん…チュッ』
け『ビクッ、んんっ、ま、ぜ…んぅ゛、///』
いきなり手を引かれ、キスをされる
こんな乱暴なキス初めてだ
息が続かない
必死にまぜちのの胸を叩くけどやめてくれなくてキスが終わった頃には僕は床に崩れ落ちて座り込んでしまった
け『んぁっ、ぷはっ…ハッ、ハァ…』
ま『んっ…は、……けちゃ、行くぞ』
『2人ともごめん。また、今度なにか奢る』
あきぷり『う、うん』
そう言うとまぜちは僕を抱き上げて家に帰る
もう抵抗する気はなく、ただまぜちに掴まり顔を埋めていた
家に着いた途端、ベットに放り投げられる
その上にまぜちが馬乗りになり腕を押さえつけられた
ま『んで、言い訳あるなら聞くけど?』
け『…』
ま『はぁ…なぁ、なんか言えば?』
け『っ…!?』
何を思ったのかまぜちは僕の服の中に手を入れる
顔が怖い、いつもと雰囲気が違って体が震える
ま『お前が話すまで犯すから。なんで帰ってこなかったのか、あんなことを言ったのかを』
け『ぁ…まっ、んぁ゛…やっ、やだっ!』
やめてはくれない
愛のない行為とはこんなもんなんだ
気づけばボロボロと涙が零れる
それに気づいたのかまぜちは驚いて僕に手を伸ばしたが、僕はそれを叩いてしまった
ま『っ、けちゃ…?』
け『ビクッ、やだっ、ぅう゛、ヒック…ズビ触ん、なッ、…今まで僕の事散々無視してたくせに、っ!!』
ま『っ、そ、それは…』
ドンッ
ま『ぅわっ!?』
け『…まぜちなんか、まぜちなんか大嫌いっ!!』
まぜちを押し飛ばし逃げるように走る
あぁ、僕たちはこんなに変わってしまったんだと実感する
足が痛い、もう走れない
泣いたせいで頭がぐらぐらする
け『わっ….!?』
全身が痛い
転んだんだと実感する
け『…僕たち、いつからこんな関係になったんだろ…ばかまぜち…っ、グスッ』
もう俺たちはここまでで終わりなんだ
?『…ねぇ、大丈夫?』
ま『…まぜ、?』
ふと、声のする方に顔を顔を上げると
そこには大柄な男が立っていた
喉元がヒュッとなり、頭の中に逃げろと警告が浮かぶ
け『っ、大丈夫です』
男『嘘でしょ?笑』
『怪我手当してあげるから俺ん家においでよ』
逃げようとするも、手をぐいっと引っ張られ腰に腰に手を回される
ゾワッ
今までに感じたことの無い不快感に
体がゾワゾワする
け『あの、本当に大丈夫なので…離してください』
男『いいからいいから!てか、君可愛い顔してるねぇ』
け『あのっ、本当にやめてください』
抵抗するも力じゃ敵わない
そんな僕を見てそいつもだんだんイライラしているのがわかる
男『チッ、もういっそここでヤろっか?』
け『っ…!?』
そういうと男は僕を押し倒し、その上に跨る
あぁ、最悪だ
本当に今日は運が悪すぎる
男『大丈夫、大人しくしとけば痛くしないから笑』
け『いい加減に…っあ…』
男『かわいー声出すじゃん笑』
男が僕の体にベタベタと触る
気持ち悪い
僕、今から犯されるんだ
そう悟った瞬間、恐怖で体が震える
け『やめっ、やだっ』
どれだけ叫んでも誰も助けてくれない
け(もういいや…)
僕は快楽に身を任せて、目をつぶった
コメント
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めちゃくちゃ面白いです! これからどうなるんだろう… 次も楽しみです♪