終わらない思い

席替えがされて私は有優ちゃんとも、愛琴ちゃんとも離れた

私が廊下側の席で、有優ちゃんが真ん中の列の席で、愛琴ちゃんが窓側の席だった

愛琴ちゃんは前の席の子とすぐ仲良くなった

初めは勝手に触ってきてキモイと言っていたけど、誰だって自分に仲良くしようとしてくる人にいつまでも嫌なことは思えない

そして有優ちゃんも前後ろの子と仲良くなっていた

1人なのは私だけだった

愛琴ちゃんとは話が続かなくて気まずくなっていたし、嫉妬もしていた

でも表面に出さなきゃ大丈夫と思っていつも通り接した

だけどそんな私を踏みにじるかのようにあの子は前の席の子、美佳と付き合いだした

驚いた、授業中もずっと話していて休み時間でさえもずっと話し、私が入れる隙間なんてなかった

おまけに部活も同じ美術部だったから、どちらが言ったのか分からないけど2人で隠れて帰るようになった

私は自分が小学校の時と似た状況なのに気づいた

私は愛琴ちゃんに気をつかった

美佳ちゃんと同じように接すれば戻って来てくれるんじゃないかと思って、話し方を真似したり、その子のテンションも真似して、話が続かなくたって無理やり話題を探して

本当は休み時間も話たかったけどあの子といつも話すから身をひいて2人の邪魔をしないようにした

そのせいか2人はもっと仲良くなった

私は仲良くなって6ヶ月で飽きられたのかと驚いた