「大体、こんな感じですかね」
簡単に要約して話した
話している時は、みんな何も聞かず静かに聞いてくれていた
sn「そんなことがあったんですね」
言葉自体は冷静そうなのだが、見た目と声色が完全に泣いていることを示し、冷静とは思えなかった
kr「話してくれてありがとうございます」
話を聞いて尚、冷静で居られている唯一の人
クロノアさんが口を開いた
kr「これから、本題に入ります」
みんながクロノアさんを見る
総統としてのオーラなのかそうせざるおえなかった
kr「貴方の話に出たゾムさんという方」
クロノアさんがゾムさんを知っている事に驚きは無かった
実際、ここに二人で侵入したのだ
kr「その時、誰も殺してなかったでしょ」
言われて、これが不自然だった事を知った
確かに、敵は減らすに限るし、殺さない理由は無かったはずだ
、、、仲間である可能性を除けば
kr「ゾムさんは我々国の幹部で我々国と日常国は同盟を結んでるんだよ」
そこから、少し紐解けた
確かに彼は裏切った日、部屋に荷物を置きっぱなしにしていた
a国から我々国は数日はかかる
日常国に匿ってもらったのだろう
kr「それで、ゾムさんがここに来た時、お願いをされたんだ」
何を、、、なんて
全く検討がつかなかった
でも、俺に話しているということは何かしら関係があるのだろう
静かに続きを待った
kr「ショッピがここに来たら、匿ってくれ」
だから、敵であるa国の幹部をここに置いていたのか
いくらなんでも、信用しすぎやしないか
kr「それと、欲しいから丁重に扱ってってね」
欲しい?
どういう事だろうか?
kr「つまり、君を仲間にしたいそうだ」
俺を?
信頼されてなかったんじゃ?
訳が分からなかった
何も話してくれなかったから、てっきり信頼されていなかったのかと
kr「でも、俺はショッピさんの意見を尊重したい」
そういう、、、事か
この話の本題が見えた
kr「ショッピさん、貴方はどうしたい?」
悩んでなんかない
答えは決まっている
しかし、やっぱり周りの意見を聞きたい
「、、、皆さんは、どう思いますか?」
答えてくれる保証はなかった
それでも、聞きたかった
俺が、自分自身の答えに自信を持ち得ていなかった
a国でも、自分の答えをすぐに出せた試しはない
だからこそ、すぐに出たこの答えが不安で仕方なかった
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