コメント
8件
わああああ今回も最高かいな!? 敵役をこんなかっこよく見せれるのはもはや神だろ...(遺言)
最 高 っ ✨️ !! , め め さ ん の 活 躍 が 早 く 見 た い っ! ! み ぞ れ さ ん と , れ い ら ー さ ん の 友 情 が 儚 く て 好 き . . れ い ら ー さ ん の 過 去 悲 し い , 期 待 し 過 ぎ だ よ ! . ま だ 子 供 な の に . . .
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
rir-さん視点〜
〈rir-〉
「い、いきなり壁が…!」
〈rir-〉
「み、みなさぁん!!!」
そういって壁を叩く。
〈mzr〉
「rir-さん!!」
名前を呼ばれ振り返る。
〈rir-〉
「mzrさん!!」
そういい、私はmzrさんに駆け寄る。
〈mzr〉
「他のみんなは…!?」
そう聞かれ、
私はわかっていることを伝える。
〈rir-〉
「どうやら、
分断されてしまったみたいです…。」
〈mzr〉
「そ、そんな…」
〈mzr〉
「…でも!」
〈mzr〉
「rir-さんがいるから、 一人じゃないから、
きっと大丈夫です!!!」
そういって微笑む。
〈rir-〉
「mzrさん…!!」
普通に嬉しい。
…言われたことなかったから。
〈???〉
「あのぉ~…」
!?
〈???〉
「一応…あたい、いるんだけど…。」
唐突に声が聞こえた。
〈mzr〉〈rir-〉
「だ、誰!?」
〈???〉
「あたいは_」
〈メイ〉
「メイ!貴方たちに立ちはだかる者だよ。」
立ちはだかる者…ね…
〈rir-〉
「っ…」
〈rir-〉
「応じて_」
私はとっさに武器を作る。
私の武器は本。
紫がベースで、
ふわりふわりと、
私の前に浮いている。
“応じて”はmzrさんが精霊だった時
召喚する言霊だったけど、
武器を作り出す時にもこの言霊だ。
〈mzr〉
「わ、私も!」
そういい、mzrさんも武器を作る。
〈mzr〉
「凍えて_」
mzrさんの武器は銃、
白がベース。
すると、
〈メイ〉
「…ごめんね。」
〈rir-〉
「はぁ?どういu」
そう聞こうとした時。
〈メイ〉
「泡沫の輝き。」
そんな声が聞こえ、
視界が真っ暗になった。
〈rir-〉
「さっきまで洞窟だったのに…!?」
私は周りを見渡す。
自分の姿以外全く見えない。
幻覚…?
〈rir-〉
「mzrさん!!!」
〈mzr〉
「私は大丈夫です!!!」
姿は見えないが声が聞こえる。
よ、よかったぁ…。
〈メイ〉
「…。そんなことが…」
メイがボソリとつぶやく。
〈rir-〉
「…そんなこと…?」
〈メイ〉
「あ、ごめんね。」
〈メイ〉
「解除。」
そういった途端、私の暗闇は晴れ、
カラフルな雲の上にいた。
…まさか、解除してくれるとは…。
〈mzr〉
「解除してくれたところで悪いですけど、他の仲間が心配なんです!」
〈mzr〉
「先手必勝!!」
〈mzr〉
「堅氷っ!」
mzrさんがそういうと、
銃の先から硬く冷たい氷が放たれた。
〈メイ〉
「わっ!危ないじゃない!!」
そういいながら、ひらりと氷を避ける。
〈rir-〉
「ずいぶん余裕そうに
かわすじゃぁないですか!!」
そういい、私は雷をメイに繰り出す
_はずだったのに
〈メイ〉
「貴方の攻撃にもし当たったら…
ヒヤヒヤするわ!!」
私の放った雷は
メイが作り出したであろうものに引き寄せられてしまった。
_避雷針として作り出され、使われた木。
〈メイ〉
「ふふん!」
そうメイは私たちへドヤ顔をする。
〈rir-〉
「ッ!」
〈mzr〉
「かわされるなんて!?」
〈mzr〉
「堅氷ッッ!!」
mzrさんはそういい、また氷を放つ。
〈メイ〉
「おっとっと…、」
メイはかわす。
〈mzr〉
「ッあぁもう!!!」
〈mzr〉
「堅氷ッッ!!」
そういい、mzrさんは大量の銃を作り出す。
…え、キレた?
バンッッ!
そんな銃声が鳴り響き、
mzrさんは 撃ったら捨て、撃ったら捨てを
繰り返し、片っ端から銃を使い、
乱射していた。
メイはギリギリでかわしていく_
〈メイ〉
「ッッ貴方、ちょっとめんどくさそうねッッ!」
…
!?
気づくのには遅かった。
私はとっさに走り出す。
〈rir-〉
「mzrさんッッ!!!」
〈mzr〉
「えっ」
そんなmzrさんの声が聞こえた時にはもう、
mzrさんの目の前に
〈メイ〉
「じゃーね。」
_そういう、メイがいた。
いやだ
いやだッ
mzrさんがッ
私は必死にmzrさんへ、腕を伸ばす。
腕を伸ばしている時、mzrさんが危ない時、
私にはその苦しい時間が
スローモーションのように、
とても、とても、
長く感じられた。
私は瞬きをしてしまう。
そう、ただ一瞬、目を閉じただけなのに
mzrさんを囲うように、
大きな木の根が、
mzrさんを閉じ込めていた。
〈rir-〉
「mzrさぁんッッ!!!!!」
〈メイ〉
「気絶させただけだよ。」
〈rir-〉
「…っ……」
今雷を放ったら
避雷針として、mzrさんへ行ってしまう。
…
完全に
詰みだ。
〈rir-〉
「…」
私は、強いはずなのに…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
rir-さん︙回想・始
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私が”人間”で、まだ幼かった頃。
森の中にある、小さな小さな村での話。
タッタッタッ…
〈rir-〉
「あはは!待てぇ〜!」
〈村の子ども1〉
「にっげろ〜!」
〈村の子ども2〉
「うわあー!」
〈村の子ども1〉
「あー捕まっちゃった…」
〈rir-〉
「次は逃げる側だ!」
〈村の子ども1〉
「待て待てぇ〜!!」
鬼ごっこをして遊んでいた。
楽しかった。
…友達だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある日、
村に訪問者が現れた。
〈村の子ども〉
「なぁrir-!」
〈rir-〉
「なぁに?」
私は顔を向ける。
〈村の子ども〉
「今日広場で能力?測定みたいなのやってるらしいぞ!」
〈rir-〉
「へぇ~行ってみよっと!」
能力ってなんだろ?
私は期待を膨らませて、
広場へと、足を進めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガヤガヤ…
〈rir-〉
「とてもにぎやか…!!」
広場の中心を囲うように
人だかりができていた。
その人だかりから
聞き覚えのある声が聞こえた。
〈村の子ども1〉
「おぉ!rir-じゃん!」
〈村の子ども2〉
「rir-ちゃん!こっちだよ!!」
そう言って私に手を振る友達。
〈???〉
「rir-…?」
〈rir-〉
「私です!」
そういい、手を挙げる。
〈???〉
「rir-ちゃんってよんでもいい?」
〈rir-〉
「いいよ!」
〈???〉
「ありがとう!」
〈rir-〉
「貴方は…?」
そう問うと、返事が返ってくる。
〈訪問者〉
「名を名乗るほどのものじゃないよ。」
といい、名前は教えてくれなかった。
〈rir-〉
「ふぅーん」
〈村の子ども1〉
「この人すっごいんだ!」
〈村の子ども2〉
「能力を測定してくれるんだよ!」
〈rir-〉
「!それ私もやってほしい!!」
そのために来たもん!
〈訪問者〉
「いいよ〜。じゃあ宝石を見せてくれるかな?」
そう言われ、私は左手の甲を向ける。
〈訪問者〉
「どれどれ〜……!?」
〈村の子ども1〉
「なぁなぁ、rir-はどうだったんだ?」
少しの沈黙の後、
答えが返ってくる。
〈訪問者〉
「…これはッ!まさに”魔女”ッッ!!!」
まじょ?
〈rir-〉
「なにそれ?」
私は訪問者へ問う。
〈訪問者〉
「…簡単に言えば、
魔女はとっても強い人。」
〈訪問者〉
「rir-ちゃんはとっても強いんだよ!!」
〈村の子ども1〉
「えぇ!?」
〈村の子ども2〉
「すっっごぉぉおい!!! 」
〈rir-〉
「え、えへへ…///」
〈村の大人たち〉
「えぇ!!rir-ちゃん強いの!?」
〈村の大人たち1〉
「お願い!村の周りにいる者たちを一緒に 討伐してほしいの!!」
〈村の大人たち2〉
「お願いrir-ちゃん!」
〈村の人たち〉
「お願い!」
〈rir-〉
「いーよ!!!」
お願いを私は、
“魔女”として片っ端から片付けていった。
いつからだろう。
それが”お願い”から、
“命令”に、”使命”になったのは。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈村の大人たち〉
「早く片付けて。魔女なんでしょ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈村の子ども〉
「魔女!
怪我しちゃったんだ、治してくれ!」
〈村の子ども〉
「え…怪我を治すのは無理?」
〈村の子ども〉
「はぁぁ…魔女なんだからそれぐらいできないとさぁ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんなことを言われ続け、私は理解した。
あぁ、
そっか
私、
魔女なんだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
rir-さん︙回想・終
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は”魔女”。
魔女でなきゃいけない。
魔女は強い存在。
なのに、
私は女の子1人すら、守れない。
視界が歪み、前が見にくい。
〈メイ〉
「…」
〈メイ〉
「そこで終わりなの?」
〈rir-〉
「えッ…??」
〈メイ〉
「あたいはこれからが勝負だと思うけどね。」
〈メイ〉
「…魔女でだめなら
人間に戻ればいいじゃない。」
〈rir-〉
「人間に…?」
魔女じゃなくて…人間…か……。
〈メイ 〉
「こい。」
〈rir-〉
「…wその言葉忘れないでくださいね?」
〈rir-〉
「ふぅ…。」
私は空を仰ぐ。
涙は勝つまで零さない。
…
私はメイの方を向き、詠唱する。
〈rir-〉
「空を駆け抜ける稲妻よ、私の手に宿るアイオライトよ、私を導け_」
大丈夫。絶対mzrさんは傷つけない。
〈rir-〉
「メイ、貴方は神鳴りがmzrさんを捕らえている木へ行くとお思いで?」
〈メイ〉
「…当たり前じゃない。」
〈rir-〉
「私の手に宿るアイオライトの石言葉、
そ れは導き。」
〈rir-〉
「私の神鳴りを
アイオライトが導いてくれる。」
〈メイ〉
「…」
〈rir-〉
「じゃあね。」
〈rir-〉
「雷霆。」
私は静かに言い放つ。
その静かを断ち切るように、
激しい雷が真っ直ぐにメイを捉えた。
大きな音が響き渡り、
砂煙が辺りを覆い隠す。
砂煙が晴れた頃には
メイは消えていて、
洞窟にいた。
〈rir-〉
「mzrさんは…?」
そう思い、周りを見渡す。
すると
地面に倒れているmzrさんが見えた。
〈rir-〉
「!mzrさん!!!」
私はmzrさんへ駆け寄る。
〈rir-〉
「mzrさんッ!mzrさんッッ!!」
私はmzrさんの肩を揺らす。
〈mzr〉
「う、うーん…?」
そういい、徐々に目を開くmzrさん。
よかった…。
〈mzr〉
「…rir-さん!?メイは…!?」
そういい、勢いよく起き上がるmzrさん。
〈rir-〉
「もう、…終わりましたよ…。」
〈mzr〉
「私…何にもできてなかったのに…。」
〈rir-〉
「そんなことないですよ…。」
〈rir-〉
「だって…」
そう言おうとしたが、
私の口はもう動いてはくれなかった。
…眠気が……。
私は全身の力が抜け、横に倒れる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
mzrさん視点〜
〈mzr〉
「わわっ!」
私はとっさに倒れかけたrir-さんを支える。
〈rir-〉
「スゥースゥー…。」
ね、ねてる…。
…ってことは……?
私はrir-さんの前髪に触れ、額を確認する。
〈mzr〉
「やっぱり…」
rir-さんの額からは血が流れていた。
…きっとダイヤモンドを……。
〈mzr〉
「…次は、私が守りますから。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回思ったより長くなりました…
ここまで読んでくれてほんと〜に、
ありがとうございます!
あ、いいねお願いしますね!?