剣持「そう、なんですか……」
『ああああ!!そう暗くなられると気まずい』
『気にしないで!?まぁ多分前世の私が悪徳積んだんだよ!!!』
剣持「それは違うでしょ…w」
『よかった、笑ってくれて、』
『中身見ちゃったならさ~…私のやりたいことを叶える手伝いしてくれないかな…、、、』
『全部きっと私一人じゃむりなの、』
剣持「いいですよ」
目立つのが嫌いで、人と関わるのが面倒くさくて、自分のことしか考えてなくて、でも人にはよく思われたくて外面だけ良くして来た“腹黒い”僕が、だ
後先を考えず“いいですよ”なんて間髪入れず答えてしまった
なぜ??可哀想だと思ったから?同情?
違う。僕は彼女にどうしようもなく惹かれた
彼女が今世めいいっぱい楽しめればいいと思った
ただそれだけだった
人に対して“幸せになって欲しい”などと幸福を祈ったことなどなかった
『うそ!!やった!』
満面の笑みでピースを僕に向けて笑う君
僕に出来るなら何でも、
剣持「なんでもするよ」
次の日早速その言葉を後悔することになる
母「あら刀也ったら!!女の子が迎えに来てるわよ!」
噂好きの母が目を細めて僕を呼ぶ
剣持「は…?
……!もしかして」
『おはよ~!!剣持くん』
剣持「……絢世、さん、」
母「絢世ちゃん!苗字かしら?」
『はい!絢世 萌音と申します』
母「礼儀正しくていい子じゃないの~!」
父「なんだ騒がしいな」
母「女の子がとうやを迎えに来てるのよっ!」
父「やるな~」
心底どうでもよさそうな顔をしてリビングへと戻っていく父
『剣持くん行こっか』
剣持「…はい」
『ねぇびっくりした?w』
剣持「しましたよ、するに決まってるでしょ」
剣持「こーゆーのは事前に…てか何でも家知ってるんですか」
『秘密♡』
剣持(天真爛漫すぎる……、、、)
コメント
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いっつも冷たい剣持が優しい、!!! ギャップ萌えだ、!!!!