コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
寮生
「まさか、オンボロ寮の奴らが
オクタヴィネルに逃げ込むなんて」
「魔法の絨毯まで盗まれちまった
もしこれが寮長にバレたら、ううっ
どうする?」
「とにかく、まずはジャミル
副寮長に相談してみよう」
アズール
「こんにちは。お邪魔します」
フロイド
「うわー、あっつ。マジ真夏じゃん」
「「!!?」」
寮生
「スカラビアになんの用だ!」
アズール
「ああ、みなさん。昨晩は失礼しました
みなさんがか弱い動物を一方的に
いじめているように見えたものです
から心優しい僕は、とっさに庇って
しまったのですが
よくよく話を聞いてみればオンボロ
寮の2人はスカラビアから魔法の
絨毯を盗み出した窃盗犯ということが
わかりまして、
間違いに気付いた僕は、責任をもって
この窃盗犯を引っ捕らえ、魔法の
絨毯をお届けにあがったというわけ
です」
グリム
「うぬぅ、不本意なんだゾ」
絨毯
「♪♪」
寮生
「そ、それは」
「ご協力ありがとうございます、?」
ジャミル
「おい、お前達。そろそろ朝の特訓の
時間だぞ。集合に遅れるとまた
カリムに…!!!???」
アズール
「おや、ジャミルさん!
こんにちは。ご機嫌いかがです?」
ジャミル
「アズール・アーシェんグロット!
それに、リーチ兄弟。レイもいるのか
一体、何故ここに」
ジェイド
「僕達の故郷は、冬は
帰省困難な立他でして」
フロイド
「毎年ホリデーは寮で過ごし
てるんだぁ〜。あはっ」
ジャミル
「なん、だって?」
アズール
「ところで、カリムさんはどこに
いらっしゃいますか?魔法の絨毯を
お届けに上がったのですが」
ジャミル
「えっ、あ、ああ
お届け物なら俺が預かろう」
アズール
「いえ!結構。この魔法の絨毯は
国際級の逸品です。後々傷などが発見
されて、オクタヴィネルの奴らの
せいだ。などとクレームをつけられ
ては困りますから
直接カリムさんにお渡しして、
しっかりと検品して頂きたい」
ジャミル
「カリムはそんなことは気にしない
はずだ。だから俺が預かって」
2人の勝負が始まり、結果
ジャミル
「だから、今日は都合が悪いと
勝手に入っていくな!アズール!」
アズールの勝ち
ジェイド
「さ、ユウさんも参りましょう」
フロイド
「遅れないでついて来てね〜」
ユウ
「わ、分かりました///」
『(((引き』
こいつまた勘違いしてるな。遅いって
遠回しに言われてるのがわからないのか
グリム
「オクタヴィネルのやつら、
なんつー強引さなんだゾ」
〜〜〜
カリム
「あれ、アズール?
なんでうちの寮にいるんだ?」
アズール
「こんにちは。ご機嫌いかがですか、
カリムさん。いや〜〜、いつ来ても
スカラビアは素晴らしい
外は雪もちらつく真冬だというのに
まるで真夏の陽気じゃありませんか
リゾート開発をすれば、大量の集客が
見込めそうな素敵なロケーションです」
カリム
「おう?よくわかんねーけど
褒めてくれてサンキューな!」
アズール
「今日はあなたの魔法の絨毯を捕まえた
ので、お届けにあがったんです」
カリム
「えぇっ?アイツまた勝手に逃げ出した
のか?そいつは手間をかけたな」
アズール
「いえいえ。ところで、今年
スカラビアはホリデーを寮で
過ごされるとか」
カリム
「ああ。もしかしてお前達も?」
アズール
「そうなんです!いやー、奇遇ですね
そこで、これをきにオクタヴィネルと
スカラビアで親睦を深める合宿を
致しませんか?」
ジャミル
「なっ!?」
アズール
「この冬採用されたというスカラビア
独自の学習スタイルも学ぶところが
多そうですし」
カリム
「そりゃいい!オクタヴィネルの
寮長がうちの寮に滞在してくれる
なんて、願ってもない」
ジャミル
「カリム、俺は反対だ」
カリム
「えぇ?なんでだよ」
ジャミル
「他の寮に追いつく為に、わざわざ
冬休みを潰して特訓してるんだぞ
それなのに他寮の寮長を招き入れる
なんて、敵に手の内を明かすような
ものじゃないか」
カリム
「敵なんて大げさだな。それに、
オンボロ寮の2人はお前が連れて
来たんじゃないか」
ジャミル
「それはっ、そうだが」
カリム
「あ、レイ!昨日途中で帰っちまった
みたいだが、何かあったか?
大丈夫か?」
『ああ、大丈夫だ』
ジャミル
「俺は、お前達のためにも
言ってるんだぞ。アズール」
アズール
「ジャミルさんの意見はごもっとも
他の寮は常に成績を競い合うライバル
ですから
残念ですが、僕らはこれでお暇しま
しょう。カリムさん、ジャミルさん
特訓頑張ってくださいね
はあ、極寒の中、今年も3人ぼっちの
ホリデーですか。ま、仕方ないです
けど」
ジェイド
「頑張って魔法の絨毯を
捕まえたんですがねぇ」
フロイド
「モストロ・ラウンジもめちゃ
くちゃになったのになぁ」
「「はぁ〜〜〜〜 ションボリ」」
あからさまな演技だな
まあ、アルアジームには有効だろう
カリム
「ちょっと待った!」
ジャミル
「はぁ〜〜」
カリム
「アズールはこの学校でもトップ
レベルの魔法士だ。スカラビア
成長の為にも、滞在してもらった
ほうがいい!
それに、せっかく訪ねてきてくれた
ヤツを無下に追い返すなんて、
アジーム家の名折れだ」
アズール
「あぁ、カリムさん!なんて懐が深くて
お優しい方なんでしょう!もちろん
ですとも。僕で教えられることが
あればなんなりと!」
ジェイド
「料理や掃除のお手伝いなら、
僕達双子にお任せください」
フロイド
「そーそー。いつも店で
やってるから得意だしぃ」
ジャミル
「そいつは助かる!
ジャミルの負担も減るだろう」
ジャミル
「俺のことはいいから!
ああ、もう!全然聞いてないな」
カリム
「よし、早速だがアズールの胸を
借りて特訓だ!荷物を置いたら
庭に来てくれ」
アズール
「了解しました。スカラビアのみなさん
どうぞお手柔らかに。フフフ」
あれから夜
『僕は戻る。また明日来る』
ユウ
「え、なんで?イグロくんも一緒に
お泊りだよ!久しぶりに話たいし」
『必要ない。僕はしたくない』
ユウ
「でも、今日の事で話もあるし
一緒に聞いてた方が!」
『明日何があったか聞けばいい
なめているのか?それくらい造作も
ない。お前に心配される必要もない』
ユウ
「うっ、うう」
『じゃあな』
もう冬だ。早く方法を探したいのにッ!
〜〜〜
朝、スカラビアに来て何があったかを
聞き、カリムはさきほど起こしたようで
今からはフロイドとスカラビア寮生達が
料理を作っている場所まで向かっていた
ようだ
ジャミル
「そういえば、今日はオアシスへの
行進の準備は出来てるのか?いつも
朝食は行進の後なのに」
アズール
「その件についてですが、オクタ
ヴィネルの寮長たる僕から、
スカラビア寮長たるカリムさんへ、
改善案を提案しました」
ジャミル
「わっ、なんだ急に!」
それからアズールがこうした方が
いいなどを話していた。そこへ、
カリム
「おはよ。お、もうメシの
準備が出来てるのか」
グリム
「うひょー!美味そうなんだゾ!」
ジェイド
「今日はフロイドの調子もいいよう
ですね。気分がノらないと、味も
大変な有様になってしまうのですが」
フロイド
「ラッコちゃん用はウミヘビくんの
毒味も済んでまーす。どうぞ召し
上がれ〜」
「「いただきまーす!」」
ジャミル
「…」