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ううううう 、 めっちゃ好きです 、、 😭💞 もうほんとに全部メンバーがどう探すとか 、 セラの行動とか 、 解釈一致すぎて 😭😭😭😭 続き待ってます !
『はーい、いい感じっ、あ、もうちょっとセラフくん四季凪に寄ってもらえる?』
「はーい」
『あ、そうそう、そこそ…?…あれ…セラ、フ、くん…?左手首から血が…』
「え、…」
次に聞こえたのはカメラマンさんの悲鳴。
自分でも気づかなかった。リスカしたところから血が出ているなんて。それくらい集中してたんだなっ…なんて、…まずい
カメラマンさんに見つかった…やばい、このままじゃ、三人まで…っ、仲間達が駆け寄ってくる、…どうしよ…最悪だ…
「セラ夫、…!大丈夫ですか…⁈なんかで切ったのか、今すぐ手当てする…って…」
「…セラ…え、…なんで、…こんなに…?それに、深い…」
「これっ、て…リ、s「それ以上言わないでっ」
「っ、でも、…せらお…なんで…」
怖い、怖い、怖い…言わないで、言わないでってっ…!!
「やめて、もうやめて…それ以上何も言わないでっ、…、もうっ、…」
「じゃあっ、…手当てだけでもっ、…!」
やめっ、て…やめてっ…もう、何もしないで…俺だけのためにさそんな優しいことしないでよっ、…やだっ、やだっ、…やめてよっ、…俺に、これ以上っ、…
怖くなってその場から飛び出した、見つかって怖かった…何か言われるのかわかんなくて…怖かった…配信でリスナーの皆にも言うのかな、そう思うとまた怖くなってくる…もう嫌だ…助けて…
なるべく遠くに逃げよう。三人が見つけて来れないような、予想もしないような場所…そう、外。今は真冬だし今日の撮影の衣装は半袖。流石に俺でも寒い。けど、それくらいしないと三人はすぐに俺のことを見つけてしまう。だから、なるべく遠くに、予想もしない所に逃げよう。
ーーー
「っ、…さむい…っ、…」
「さむいよっ、…やだっ、…」
寒さで血が固まるんじゃないかというほどの寒さではないが、30分もいたら恐らく凍え死ぬ所までは行くだろう。こんな真冬の中、俺は何をしているんだか…もう、わかんない…貧血なのか何なのかはわからないがふらりとその場に倒れてしまった。…ぼけーっと今にも雪が降りそうな空に手を伸ばす。
嗚呼、空はこんなに濁ってる…いつか、…この空も俺の感情みたいに雨が溢れ出して地面すらもぐちゃぐちゃにして泥だらけにするのかな…
…馬鹿みたいだ…前みたいにっ、みんなでっ、…わらえたらな…なんて…みんなと、一緒に…偽りのない笑顔で笑えたら…
「…いいのに…なぁっ、…」
目の前が白くなっていく…あぁ、このまま死ぬのかな…まぁ、いいか…別に俺がいなくなっても…逆にみんな清々するだけなんだから…
「はーっ…は…せらお、おいっ…!!!アキラ、奏斗みっけたっ…けど…っ!!」
「セラ夫、セラ夫っ、…冷たい…早く連れて帰って温めてやらないと…最悪の場合…」
「…っ、分かってるって、帰るよ、早く…」