TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

皆さんこんにちは〜!主の珠那です!今日はー!ロシアとソ連のグロを、書くぞ!この時点で何かを察した人は帰ろうか、解体シーン行ける人だけおいで!レッツゴー!


ソ連

195

98


ロシア

140

35



「おとーさん!雪遊びしよっ!いっぱい積もってる!!」

初めて外に出て雪に触れた5歳の冬

「これが夏?僕らのところの夏は涼しいけどここは暑いんだね!」

初めて暑い夏に触れた7歳の夏

「もう子供じゃないんだから1人で寝れるよ、おやすみ」

初めて1人で寝た10歳の夜

「親父って呼んだっていいだろ、もう小さい子じゃないし、」

お父さんと呼ぶのが照れくさくなって親父と呼び始めた11歳の朝

全部全部かけがえのない大切な思い出でこのままずっと続くと思っていた日々だった。あの日が来るまでは、


1980年代後半から親父はだんだん体調を崩すことが多くなった。

初めは冷戦相手のアメリカのせいだと思っていた。でも違った、親父はアメリカのせいじゃなくて国内のウクライナやジョージアが独立を宣言したり自治区を求め出したりしたことでもう国としての存在を保てなくなってきていた。

1989年には「ベルリンの壁」が崩壊して親父が半生をかけた冷戦が終わった。勝敗は正直よく分からない。

そして1991年に親父は解体されることが決まった。あの日のことは今思い出しても胸が痛む……あの頃の俺にもっと力があれば親父を助けられたんじゃないかと今でも時々思う。


ガタンガタガタ!

1991年、猛吹雪の中ソ連は刑場に連れていかれた。ロシアは役人が来る数分前に何かを感じとったソ連に物陰に隠された。この頃はまともに歩けもしなかったソ連のどこにそんな力が残っていたのだろうか、

「親父…」

物音がしなくなってロシアは物陰から顔を覗かせた。そしてゆっくりと役人の跡を着いて行った。


「これより!ソビエト社会主義共和国連邦の化身の!解体を行う!化身の体が欲しいものはここに並べ!」

表立って見には行けずコソコソと隠れてロシアは様子を伺っていた。

「…ぇ、?(体欲しい、?解体ショー?一体何の話をしてるんだ…)」

この辺りには国の化身の体を手にしたものは生涯幸せになれるという伝説が伝わっていた。国民たちは物珍しさと化身の体欲しさにこの極寒の猛吹雪中解体ショーを待ち望んでいるのだ。

「まずはどこから切るかな…騒がれると面倒なんだよな…首掻っ切るか、」

ガシュッ

役人がソ連の首に鉈を当てて引いた。その瞬間辺り一面に血飛沫が飛び真っ白な雪を鮮血で赤く染めた。ロシアは比較的離れたところにいたがソ連は身長がある分血液量も多かったのかロシアにも血がバシャりとかかった。

「ぇ…?親父…?」

邢台の方に顔を向けるとソ連の首は既に切り落とされており目には光が無くなっていた。その瞬間にロシアは理解した。もうソ連は自分の名前を呼べないし撫でることも出来ないんだと。

「(それなら、最後くらい見届けてやらないと…)」

そう思ってロシアは物陰から出てフラフラと邢台に向かって歩いて行った。

「さあこれから化身の体を解体するよ!欲しい部位があるやつは先に申しつけな!」

役人がそう言うと国民たちがどっと押し寄せた。国民たちは口々に欲しい部位を言う。それを聞いて役人は次々とソ連の体を切り刻んで言った。そう、まるで豚や牛を解体するかのように、

まだ身長が低くて役人から見えなかったロシアは国民の最後の一人が帰るまで呆然とその場に立ち尽くしていた。どこかをぼんやりと眺めているロシアに気づいた役人が声をかけた。

「もう解体ショーは終わったぞ?あ、もしかして君親に言われて化身の体貰いに来たのか?」

ロシアは何も言わずに下を向いた。役人はそれを肯定として受け取ったのか困った顔をして頭の後ろに手をやった。

「困ったな…化身の体はほぼ残ってないし、というかこんなちいせぇ子にやらすなよそんなこと…」

ブツブツと文句を言う役人を他所にロシアは邢台の上のソ連の眼球を指さして言った。

「…これくれ、」

「え?目?ほんとに目玉で良いのか?目は人気ないんだぞ、化身だからこそ目は不気味だって、」

役人はロシアを不思議そうに見て言った。

「いい、寧ろ眼がいい。」

キッパリとそういうロシアに役人は少し困惑しながらもソ連の眼球を渡した。

そしてその眼球を受け取ったロシアはとてとてと家に帰った。その眼球はいまでもホルマリン漬けにして自室の棚に宝物として飾って…


「おい!ロシア!起きろ!!」

ハッと意識が浮上して目の前にクソリカの顔が見えた。

「ぅおっ!近づくんじゃねぇよ!クソリカ!」

「お前が寝るのが悪いんだろーが!あとお前はいい加減にウクライナ侵攻をやめろ!」

まくし立てるようにアメリカに怒鳴られるが俺はウクライナ侵攻をやめるつもりは無い。だってあいつは親父が死んだ原因を少しでも作ったのだから。それにこいつも大っ嫌いだ。親父が死んだ直接的な原因はこいつだから、

loading

この作品はいかがでしたか?

150

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚