『鏡の中の罪人』 ― 探偵を雇ったら自分が映っていた ―
■ 作品概要
結婚八年目の主婦が、夫の浮気を疑い探偵を雇う。しかし届いた調査報告書の写真に写っていたのは、夫ではなく――自分自身だった。「私は何をしていたのか」記憶にない自分の行動。崩れていく現実。そして明かされる、夫と自分をめぐる驚愕の真実。愛・嘘・記憶・罪をめぐる五話完結サスペンス不倫劇。
■ 登場人物
水瀬 真子(みなせ まこ) 35歳。専業主婦。結婚八年目。穏やかで真面目な性格だが、最近の夫の変化に不安を抱えている。
水瀬 慶一(みなせ けいいち) 38歳。真子の夫。大手商社勤務。以前は優しかったが、ここ半年で帰りが遅くなり、スマホを肌身離さず持つようになった。
桐谷 亮(きりたに りょう) 40歳。私立探偵。飄々とした態度の裏に、鋭い観察眼を持つ。今回の依頼に、当初から違和感を覚えている。
南 哲也(みなみ てつや) 37歳。真子の幼馴染。慶一とも古くからの友人という複雑な関係。真子の相談相手として頻繁に登場する。
田端 志保(たばた しほ) 33歳。慶一の職場の同僚。美しく聡明な女性。慶一との関係を問われると、いつも微妙な間を置く。