テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
最後のCP 14×1
正直 需要ないCPですね😅
でも 『いろんな愛しかた』というテーマ の一番書きたかった 愛しかたのお話かも知れません
お話を書き始めて 沢山の方に読んでもらいたいなぁ…と 色々考えてみましたが 自分なりの 下手っぴな作品でも 読んでくださることに感謝して コツコツ書いてみようと思います
長いシリーズになりましたが 良かったら 他の話も読んでみてください
今シーズンも なんとかイケそうだな……
夕食が終わり いつも通りに部屋にもどる
実は 毎シーズン かなりヤバい悩み事がある
ホント…誰にも言えない
海外から帰国して すぐ代表活動が始まると どうしても性欲がおさまらない時期がくる
色々と手はつくしてきたけど 映像とかじゃなく ここ最近 やたら相手が欲しくなりはじめた
立場的にも 当然 見つかるわけもなく
かといって 恋人が欲しいわけでもない
その悩みを 大学の同期に酒の勢いで話をしたのが 失敗だった
顔が広いやつから 話が広まり 俺がワンナイトの相手を漁っている と噂されているらしい
まあ 面白そうだし と噂に乗じて 長い付き合いの智くんにちょっかいをかけてみたけど 智くんは全く俺の企みに気がつかず それより かわいい智くんに こっちが癒されて 頬にキスしただけで終わった
モヤモヤ ムラムラするものの 練習に入ってしまえば気にならないし ピークを越せば大したことはない
そうやって 今シーズンも なんとかなっていた
ちょうど そんな時だった
「智くん!」
廊下で西田と話をする 智くんを見つけた
ミーティングの時 話そびれたことを部屋で話したかったけど 藍の先約があると聞いて 頭の中で 空いた時間をどうしようか?となんとなく考えていた
その何気ない雑談の合間に 西田の視線が気になっていた
今 俺のこと 見てた?
かなり じっと……
ほんの一瞬のことだけど なんだか見逃せず 瞬発的にDVDを一緒に見ないか?と誘ったのだ
「西田って 誰かと試合の動画みるんだな 智くんと見る予定だったんだろ?」
「まあ……滅多に見ないっすけど 智さんとは 時々」
「ふ〜ん…」
なんか 色々引っかかるなぁ……
「ね?ゆうきさん 部屋!」
「あ ヤバい また通りすぎるとこだった」
「マジ おもろいわ!バレー以外 ぽんこつすぎやろ」
「うるさい!」
普段は ただ静かに過ごす部屋に 西田の明るい声が響く
こいつは いつでも元気だな
初めて 西田を知った時も 同じ印象だった
初めて対面した時 西田はまだ学生で キラキラの目をした少年に『憧れてます!』とストレートに言われ まだプロ意識もあまりない自分だったけど 嬉しかった
そんな少年が今 隣に並んで 同じチームメイトとして バレーボールの話をしている
感慨深いなぁ……
「どうしたん?さっきから じーっとこっち見て」
視線に気がついて 首を傾げている
「いや 西田のガキだった頃思い出したら 逞しくなったなぁ〜って」
「なん?急に親戚のおっさんみたいなの」
「まあ おっさんだよな もういい歳だし」
今さらだけど ワンナイトの相手探してるとか噂されてるのって この歳では 本当にヤバい
「顔はあの時から変わんないな」
オフの時の西田は 前髪がふわふわ下りていて 少年ぽくて かわいらしい
「顔は知らんけど 身体はごつなったよ」
あは 確かに あの頃はまだ細かったもんな
「だな しかし 西田の筋肉って キレイだよな…」
Tシャツの上から 背中を触る 無駄がなくて しなやかさがあって……
「な!なん?急に!」
触られたことにびっくりして 少し距離をとられる
「あ ごめん!気持ち悪かったよな」
無意識に 西田の背中以外の太ももまで触っていた
俺 ただの変態じゃん
あぶない…あぶない…
「いや…びっくりしただけやから…平気やし……」
西田…顔 赤い
意外と かわいいじゃん
1,041
1,480
「あの………ゆうきさんに聞きたいことあんねん!」
唐突に 赤面したまま かしこまって こちらを向く
「噂で セフレ?探してるって……あれ ホンマなん?」
は?
「違うやんな?ゆうきさん 違うよな?」
「ちょ ちょっと待て!」
いきなりのことに こっちが驚いている
ワンナイト……セフレ……
わぁ………噂って怖いなぁ……
「なんか エグい噂になってんのな…」
根も葉もないわけじゃないけど 何にもしてないのに ここまで言われるとは 世間は恐ろしい
「結論から言うと それはないよ」
「じゃあ 智さん 誘ったんも違うやんな?」
あ〜 なるほど
あれが ウワサの肯定になったわけか
「俺 西田のことを信用して 今から話すけど 誰にも話さないでくれる?」
「う うん 」
西田に 今抱えている悩み
それを友達に話したばかりに 回りまわって 一夜だけの相手を漁っているの噂になり 智くんは面白半分でちょっかいかけただけで 何も起きていない
ざっと 事情を話終えると 良かった〜と胸を撫で下ろし
そして 決めた!と 俺の手をとった
「俺が 悩み解決する!ゆうきさん 俺に 何してもええよ!」
は?え?……いや……あの………
「お前 自分で何言ってるか 分かってる?」
言われた俺も 把握できてないぞ?
「ゆうきさん 困ってるんやろ? 俺 ゆうきさんが そんな変な噂されるのイヤやねん それなら 俺だけにするんやったら問題ないやん?」
「いや…西田 落ち着けって 気持ちはありがたいけど」
急展開に 俺も落ち着け!
「そやんな……ゆうきさんも 人は選ぶわな…ごめんなさい」
「いや そういうことじゃなくて!何することか 分かってんのか?」
「子供やないんやから! 何する……とか 分かってるよ」
「分かってるんなら 尚更だろ!自分を大事にしないようなことをするな!」
「俺は ゆうきさんのこと 好きです!憧れだけやないもん!」
そういって 身をのりだし いきなりキスする
「に……し…だ?」
何が起きた?
西田に キス された?
「好きやから……ゆうきさん が そんな人やって言われるん…嫌なんです…」
ぐすっ……ぐすっ…
「なな 泣くなよ!」
涙をポロポロ流して 本気で泣いている
そんな 可愛らしいこと言い出すなよ…
「俺 ゆうきさんとセックスしたいって ホントに思ってる うそやない!」
「だから 落ち着けって! お前の気持ちは わかったから…な?ありがとう」
おいで…と抱き寄せて 背中をよしよしする
「西田と出会って お前が憧れの存在だって ずーっと言ってくれてさ
お前は 頼りになるエースだし…かわいい弟みたいな存在なんだよ
そんなお前に 身体の関係を求められるなんて 想定外だって…」
「……やっぱり 嫌?」
「嫌とか 嫌じゃないとかじゃない 考えられないんだって…」
「じゃ もう1回キスしよ」
「いや……それも……んっ!……」
戸惑う俺を気にすることなく キスをしてくる
やばっ……こいつ…初めてじゃないだろ?
時折 唇を吸ったり 舌を割りいれてくる
余裕のつもりが がっつりのまれて 西田の後頭部を持って 唇に貪りつく
「ん……ふぅ……ぅん…」
西田の甘い声が 時々漏れる
こいつ…どんだけ 俺のことその気にさせたいんだよ…
コンコンコン…
「ゆうき いるぅ?」
あっ 大志
ふたりとも 大志の声に我に返える
「いるよ!今でるから!」
荒くなった息を整えて ドアに向かう
「ゆうき………さん……」
とろけた顔の西田が 名残惜しく手を引く
「いい子にしてろ すぐもどるから」
頭に手をぽんっとのせる
「うん………」
「ん?ゆうき 息切れてんじゃん?いい加減 オーバーワークやめろよ」
「あ……うん で どうかした?」
「そう!これマネージャーから 取材の資料 訂正版らしいから 差し替えてくれって」
「了解 ありがとう…」
「あれ?珍し 西田 いるじゃん」
振り向くと まだ虚ろな顔の西田が 後ろから付いてきていた
「どした?眠そうな顔して
ゆうきに食われる前に 部屋帰って寝ろよ」
「うっす……」
「ゆうきも あんまり西田を引き止めてたら 智くん時みたいに 疑われるぞ!」
「大志!」
「はは 冗談だよ じゃ 確かに渡したからな?」
おやすみ〜と笑いながら去っていった
「どした?眠くなった?」
とろんとした目で ぼんやり立つ西田
「……ゆうきさんの……せいやん……」
抱きついて 肩に額をのせる
「そりゃあ……あんなキスされたらさ……」
本気になってしまう
「いつ あんな悪いこと 覚えたんだ?」
大志来なかったら たぶん押し倒していた
「ゆうきさんと ずーっとしたかったから……練習した」
「練習って 相手が……」
「ゆうきさんが 初めてやし!!」
あ〜もう さっきから 何だよ このかわいい態度は…
「じゃあ セックスも初めてなんだろ?後ろ 使うの」
びくっ…
「だろうな」
わかりやす……
「でも!ちゃんと!」
「わかった わかった!お前の気持ちは 良くわかった だから 時間をくれ」
「え?」
「身体の関係だけとか…俺は嫌だから…」
すうっと 深呼吸
「西田のこと 特別な相手に思えるか 付きあってみたい」
「え……ええの?」
「正直 戸惑ってるけど 西田の本気を受け止めたいから
逆に 本当にいいの?俺で」
「当たり前やん!ゆうきさんやないと ダメや!!」
「うん……ありがとう…」
頭をなでて あらためて西田の身体を抱きしめる
恋人が欲しいなんて思ったことはない
ひとりのことを思い続けるなんて 自分にはできない 必要がない そう思ってきた
でも こうやって思い続けてくれて 自分しかいない と言う人間に出会って 何かが変わろうとしている
誰かの熱に 動かされるのも悪くないかもしれない
続く?
コメント
3件
第9話読みました。西田くんが可愛すぎて。祐希さんの西田さんに対しての気持ちの伝え方がちゃんと西田くんをみる姿勢で素敵でした✨私も祐有はいつか書いてみたいお話なので勉強になりました🍀続きも楽しみにしています☺
お疲れ様です、はる。です! うわ、第9話読みました……! 西田くんがまさかの直球告白&アクションでびっくりしました😳 でも「憧れ」から始まった想いが本気すぎて、泣きながら想い伝えるシーンはグッときましたね。ゆうきさんの「時間をくれ」って返しも、ちゃんと相手を大事にしてる感じがして好きです。大志さんのタイミング絶妙すぎる(笑) BLはちょっと慣れてないとこあるけど、お互いを想う気持ちの描き方が丁寧で、続きが気になります!