み こ め っ と 学 パ ロ ?
注 意
・ ミ ス あ る か も
・ 悲 観 的 な 言 葉 有 .
・ 地 雷 注 意
・ ち ょ い 恋 愛
上 記 の ど れ か に 当 て は ま る 方 は 、お 読 み に な ら な い 事 を お す す め し ま す
START
なぜ、人間は、『努力は必ず報われる』という言葉を作ったのだろう。
努力をして、その努力を証明するために試験やオーディションをする。
努力をすることは、大変だ。
なぜなら、それを証明出来る、または、その努力したものを日常的に使うことが出来なければ、意味は無いからだ。
そんなことを、私は、放課後の学校で考えている。
またオーディションに受からなかった。
努力をしているのに、頑張っているのに。
受からなかった。
ダンスも歌も頑張った。
それなのに、なんでダメなの?
この世の中は努力だけじゃやっぱりダメなの?
才能がないとダメなの?
そんなの分からないや。
そんな気分が落ちている私に同情するように、夕日も落ちて、辺りが暗くなった。
「ここの学校、いつ閉まるんだろ」
私の名前は星街すいせい。
最近このホロライブ学園に転校してきた。
転校してきたばっかだから、よく下校時刻とかは分からない。
でも、友達とかは一応出来た。
…。
こんな自己紹介誰に向かってしてるんだろ。
「屋上行こ」
もうこんな暗い時間に屋上に行く理由は、私は星空が好きだから。
「綺麗」
空を見たら、新種の魚が優雅に泳いでいそうな、満点の星空が海のように広がっている。
手を伸ばしたら星を掴めそうだ。
さっきみたいに悲観的に考えて小さくなってる私とは違って、世界、宇宙は広い。
こんな夜空を、星空に向かって飛びたい。
鳥みたいに。
もういっか。
飛んでみよう。
そう言って、私は、屋上のフェンスの上に乗った。
「ははっ、フェンスが低いからこんなの直ぐに飛べちゃうじゃん」
「もういいや、」
「オーディションももう受からないんだろうな」
案外、こうやって高いところから地面を見つめても怖くない、
最期になにか、心残りはあったっけ。
……………。
みこちに会いたい_____
みこちは、転校してきた私に一番最初に話しかけてくれた初めての友達。
連絡先も交換してくれた。
そんな天使のような心を持つ彼女に、転校してきたばっかなのに、心を惹かれて好きになってしまった。
最期は片思いのままかな。
私が、あの子とつりあうわけないか。
さあ、飛ぼう。
もう何も怖くない、
もう傷つくことなんてない、
3、2、
1
「すいちゃぁん!!!!!!」
「うわっ!」
私はびっくりして後ろに転んだ。
誰だろう。
そんなのすぐに気付いた。
彼女だ。
私が片思いしてる人だ。
さくらみこ_____
「何してんだよォ!!!」
みこちが転んで動けなくなってる私を殴った。
殴られた時に水が飛んできた。
なにこれ。
「痛いよ」
「痛てぇよじゃねぇ!これよりも痛くなることをおめぇはしようとしたんだろ!?」
「大丈夫だよ、すぐに痛みはなくなる事だったし」
「うるせぇ!!!」
みこちは泣いていた。
なんで泣いてるの?
「すいちゃんの家に行きたかったから、連絡とか電話したのに繋がらなかったんだ…」
「なんでここにいるってわかったの?」
「勘だよ!」
「なんでおめぇはここでタヒのうとしてんだ!」
「いいじゃん、別に、私が何をしようt____」
「でゃまれ!!!!!!」
みこちがすごい怒ってる。
「理由だけ言え!!!」
「…」
「努力しても…オーディションに受からなくて、もう嫌になったんだ」
「…」
「すいちゃんは、その努力が無駄になるって思ってるの?」
「努力をしてるものが日常的に使ったり出来ないと無駄でしょ…」
正直、無駄だと思ってる。
努力したことを自分のものに出来ないとその努力の労力や時間が無駄になる。
「みこはね、無駄じゃないと思うにぇ」
「…!」
「努力は…続けることも大事だと思うけどにぇ?」
「…なんで」
「『継続は力なり』ってあるやん?」
「多分その意味はにぇ、努力を継続するのは力がいる」
「夢を叶えるためには叶えるまで努力しないといけない」
「でも、すいちゃんは叶える過程の中で諦めちゃってる」
「そういうことだと思うにぇ」
「でも、夢を叶えるためには運も必要!」
「オーディションに受かるのも運がいるよにぇ!」
「運も必要なら無理じゃん」
「そーゆーとこだよ!おめぇのダメなとこ!」
ダメなとこ…か…。
「運が無いなら、運が来るまで応募するしかねぇだろ!!!」
…。
そっか、
みこちが言いたいことは分かった。
「諦めんな!もし、何かあったらみこに相談しろぉ!連絡先交換したんだからよぉ!おめぇ!」
「…………」
「ありがとう」
「ど、どういたしまして」
「でも、なんで助けてくれたの?」
「え…」
そこが疑問。
人が飛び降りようとしてるところに来るのは強メンタルだ。
なんでだろ。
「それは…」
「それは?」
「好きだからだよ…///」
「…はあ!?」
「あんだお!?なんか文句あんのかぁ!?」
「すいちゃんはみこのこと嫌いなのか!?あんだお!?」
めっちゃ怒ってる。
「正直に言えよぉ、星街ぃ!」
「嫌いなのかあ!?おぉん!?」
めっちゃ詰めてくる。
でも、チャンスかも。
正直に言おう。
「す、好きだよ///」
「…うぇぇ!?」
あ、気まずい。
「えっと……………」
「帰ろうかにぇ〜…」
「バイバイ!にぇ!」
爆速で帰ったな。
まあ、無理もないか。
帰ろ。
えんどー
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