テラーノベル
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政治、宗教的意図無し
日本×日帝(CP✕)
本作品には戦争を連想させる描写が一部含まれています
あの日、ここで父上が死んだ。
「貴方のお父さんは、御国の為に最後までやり遂げてくれました」
そんな言葉だけは覚えている。
強くて、いつも僕に対して厳しい言い方をしてくる父上。
けど、本気で怒ったりはしてこなかった。
父上の言葉の何処かに必ず僕を心配する気持ちがあった。
ある日、そんな父上が終わりのない地獄に征くことになった。
「おめでとうございます。貴方は選ばれました」
「……ありがとうございます」
平和だった日常が、音を立てて崩れたような気がした。
僕は止めた。必死になって止めた。
「い、いやだッ父上とまだ一緒に居たいですッ!」
「征かないでください!」
「すまない……日本」
「けど、これは誰かがやらないといけない事だから」
「大丈夫。すぐに帰ってくるさ」
「ほ、本当……ですか…?」
「嗚呼、約束しよう」
翌朝、父上は地獄に向かう列車に乗った
僕は父上が帰ってくると信じて笑顔で見送った
それが、僕が見た父上の最後の姿だった
【 拝啓、父上へ 】
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アマ
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おみず
おにぎり
コメント
1件
読み終えました…冒頭の「父上が死んだ」という一文からもう重くて、でも次の瞬間には優しかった日常の記憶が差し込まれて、心がぎゅっとなりました。「いやだ」「征かないで」と泣いて止める幼い主人公と、「約束しよう」と優しく応える父上の対比が本当に切ないです…あの笑顔で見送った最後の朝、きっと主人公は今も思い返すんでしょうね。「拝啓、父上へ」で終わるラストも、読後もずっと胸に残る余韻があって素敵でした🌷