(なんなのだ、あれは――……!?)
王宮のバルコニーに飛びだした私は、次々と空を滑空していく異形のものたちを目の当たりにして言葉を失っていた。
突然、嵐のように我がセラフィナに飛来してきたそれは、空を黒々と埋め尽くすほどの数で、なんの備えもできていなかった我々に襲いかかってきた。
ラザラス王国軍との国境戦に注力していた私たちは、突如襲来してきたその異形の化け物たちによって、瞬く間に王都を火の海に変えられてしまったのだ。
化け物たちはさまざまな形態をしていて、巨大なコウモリ型をしているもの、鳥の羽を持った人型のもの、人の何倍もの長さのある大蛇……と、見るのもおぞましい恐ろしいものたちばかりだった。
彼らは、何の前触れもなく空から現れ、地上に降りたち、不意打ちされた私たちに容赦なく襲いかかって破壊の限りを尽くしたのだ。
化け物たちは、王都の建物をなぎ倒し、逃げ惑う人びとをその爪にか************
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