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フブキ「それより、どういう事!?」
タツヒト「『オートパイロットプログラム』の暴走だ」
フブキ「えっ?」
小難しい言葉に首を傾げるフブキ
タツヒト「部室に戻れ!PD700Rカスタムを”破壊”する!」
フブキ「えっ!?」
フブキは目を剥いて振り返るが、タツヒト達は既に部室に戻ってしまった
タツヒト達はそれぞれの武器を構え、PD700Rカスタムに狙いを定める
タツヒト「ターゲット ロックオン。皆、外すなよ」
「「「はい!!」」」
タツヒト「3、2、1……」
4人が引き金を引こうとした途端、フブキがPD700Rカスタムの前に立ちはだかった
タツヒト「なっ…!?姫川君!?」
フブキ「なにも壊さなくったっていいでしょ!?」
中庭にフブキの叫びが響く
タツヒトはランチャーを下ろし、フブキを見やる
タツヒト「PD700Rカスタムは、人間の手となり足となる為に開発した新たな力だ!
だが、暴走した今……その力の大きさは、我々人類の脅威になりかねない!」
フブキ「そうかも知れない!!……でも、」
フブキ「この子に罪は無いよ!!」
フブキはグッと歯を食い縛ったかと思うと、
PD700Rカスタムの大きな手を掴んでジェットブーツをふかし、そのまま去ってしまった
アゲハ「フブキちゃん!待って!!」
アゲハは足に妖気を籠めて体を宙に浮かせると、物凄いスピードで2人の後を追いかけた
ジンペイ「アゲハ!?」
タツヒト「っ!…追うぞ!」
「「「はい!」」」
ジンペイ「…行っちゃったよ……」
ジンペイはポカンとしてアゲハ達の後ろ姿を見つめる
コマ「フブキさん、アゲハちゃん、カッコいいっ!」
コマが目を輝かせる横で、ゴロミが突っ込む
ゴロミ「そうかぁ?腐った昼メロみたいだったぞ?
まあアゲハは除くけど♪」←
マタロウ「僕達、どうする?」
すると、5階からバケーラの声が上がる
バケーラ「お~い!」
「「「ん?」」」
バケーラ「面白そうなもん見つけたド~!」
そう言うバケーラの腕には、3つのパワードスーツが抱えられていた
アゲハ「フブキちゃぁぁぁん!!」
フブキとパワードスーツの元に追い付いたアゲハは、フブキに大声を張り上げる
フブキ「!?アゲハ!!追いかけてきたの?」
アゲハは足の妖気を弱め、2人の前にストップした
アゲハ「うん!一緒に逃げよう!」
フブキ「……いいの?」
アゲハ「勿論!!無人のパワードスーツが動き出すなんて、この子には何かある。
フブキちゃんもそう思うでしょ?」
アゲハは真剣な、眼差しでフブキを見つめる
フブキもアゲハを見つめ返すと、
フブキ「うん!」
と、笑みを浮かべて頷いた