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陽「で、ヤるの?」
日陰「……」
ヤバい、ヤバい。恥ずかしい!今更って感じだけどすごく恥ずい!どう持って行こうか…
日陰「ねぇ。頼みがある。目、瞑ってて欲しい」
陽「うん。」
大丈夫。ただ唇と唇が触れるだけで。嫌悪感なんて無い。本番は本当の恋人になってからがいいな。でもなったら出来ないかも知れないのか。
チュッ
麗しい音がする。麗しい音にどこまでも響きそう。この行為をするにあたってもしかしたらこれが最後になるかも知れない。だから今を精一杯生きる。過去?未来?そんなとどうでもいい。
よくわからない空気が漂った。息がしづらい。どう思ったのだろう。もしかして嫌だったか?こんな人と。それとも発言に詰まるのか?確かにそうだろう。一発目は大切だ。とても……
そこからはよく覚えてない。とても緊張してて記憶にない。でも祐逸分かるのが陽は喜んでたと言う事。良かった。
—次の日—
いつもの日課であるスマホで新しいポストをスクロールしていたら驚きのポストが目に入った。そこには
人気頂上中の〇〇のメンバーである出雲陽が女子高生と隣りを歩く姿を見かけた。まぁそういうお年頃だもんね。
日陰「…?」
恐らく女子高生とは俺の事を言ってるだろう。まあ、そうだろう。肩につく様な少し癖毛のある髪。可愛くて上品なハーフアップ。側から見れば女子高生だ。
日陰「うそ、だろ…」
これから起こる事に一歩を踏み出したくなくなってきた。学校に行きたくない。幸い陽とは連絡手段を持っている。報告しないと…