テラーノベル
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それから6時間後が経過した。
復讐心や怒りに燃えたヴィヤーグラはラージャがいるネコのムラ社会に辿り着いた。
ヴィヤーグラは舌を出しながら、「ここか、ネコのムラ社会ってやつはよぉ…いかにもメスの獅子どもが取り仕切ってるようにみえる…」と咆哮しながら慎重に一歩ずつ歩き出した。
ガウリ率いるメスライオンたちは威嚇するように「ロアァァァァ!!!!」と咆哮を上げた。
ラージャ「ママ、このトラだよ、僕の後をずっとしつこく追って来たから…どうするの?」
ガウリ「ヴィクラン、このトラを追い払って!!」と
ラージャ「パパッ!!」
ムラ社会の用心棒のオスライオンであるヴィクランも「ロアァァァァ!!」と前足の爪と牙でヴィヤーグラに襲うのだった。
ナースティカ「油断はするな…このトラが一番狙ってくるのはお前だ、ラージャ」
ヴィヤーグラとヴィクランは激しい攻防を繰り返した。ヴィヤーグラはヴィクランのタテガミを噛むと、ヴィクランに前足で猫パンチを食らった。
ヴィヤーグラは傷を負い、左眉から血をポタポタと流した。
ヴィヤーグラ「おいぼれネコの癖に、ここまでやり合うとはな…テメェは百獣の王か?」
ヴィクラン「百獣の王?アハハハハハ!!お前はヒューミーの言葉に騙されているようだがそれは誤解だ…」
ラージャの心の声「パパだって本当は怖がってるのかもしれない….僕は勇敢なんかじゃないよ…でもこんなに生々しいなんて…」と怯えるしかなかった。
ナースティカ「現実的にライオンのオスは、縄張りを見守るパトローラー兼用心棒の役割がある。しかもバーラトライオンならではのやり方もあってな、子殺しを防ぐために、いろんなメスとの交尾を繰り返すからな。そうすれば誰が自分の子どもなのかわからなくなるから、オスにとってもメリットでもあるな」
プリヤンカ「アンタこそ、密林の王って呼ばれてるんじゃないの?!」
ヴィヤーグラ「俺が密林の王?笑わせてくれるわ。俺たちトラをそう言う風に見えるのか?
残念だったな…トラもな、人間で言う気まぐれな野良猫状態で生きなきゃなんねぇんだよ…他のバーラトヒョウ、ユキヒョウから獲物を横取りしなきゃいけねぇし、ゾウの群れなんかに1匹で立ち向かうことなんてできやしねぇ…しかもな、この白い見た目のせいでろくに狩りなんてほとんど成功できねぇ…俺だと気づかれねぇように….この獣臭ぇ匂いを消すために水に入らないと生きていけねぇ…」
ナースティカの心の声「白い見た目で生きづらいのは俺も同じだな…俺はこの勝負に勝ったら群れを出ていきたい…白い俺なんかがラージャや家族に迷惑をかけるわけにはいかないからな…」
ヴィクランの心の声「タテガミを狙ってくるとはな….それにしても痛い…急所を狙ってるようだな」
ヴィヤーグラ「お前らオスライオンのタテガミに噛み付いたけど痛そうだなぁ…なぜオスライオンにしかついてないのかわかったぜ…それはそこの白いライオンが言ってた**縄張りを見守るパトローラーと用心棒だとわかるように生えてる…しかもメスにモテるため…男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が多いから…特にお前のタテガミは黒い…だから繁殖能力が強いわけだ…」
ヴィクラン「でもそのせいでオスライオンは
狩りをほとんど行うことはできない…目立ち過ぎて待ち伏せしたとしても獲物が逃げてしまうからメスライオンに任せてる…あくまでもネコのムラ社会にいる時の場合の話だ…」
ヴィヤーグラ「でもでけぇゾウや牛を相手する時はどうする?メスに従って用心棒のつもりで狩りでもするのか?しかもオスの中には野良猫暮らしをして、一頭で草食動物を捕まえることもあるのか?」
ナースティカ「ああ…実質的に俺も野良猫みたいなものだからな…ただ俺は白いのもあるから、爬虫類や昆虫、小動物を捕まえることが多いのは間違いないから」
ヴィヤーグラも再び牙を丸出しになってヴィクランに襲い、激しい死闘を繰り返しした。
ヴィヤーグラ「退けぇぇぇ!!あのお坊ちゃんに用があるんだ!!」
ヴィクラン「息子に手出しはさせない!!」
と攻防を繰り返した。
ヴィヤーグラ「ライオンが勇敢っていうのは本当なんだな?!」
ヴィクラン「それも誤解だ…むしろお前の方が勇敢に見える…俺たちライオンはすでに怯えている…群れを作らなければ、社会が成り立たないし私も用心棒としての使命がある..!」
ヴィヤーグラ「そうかよ…初めて相手に認められた気がするぜ…でも用があるのはお前みてぇなおいぼれジジイじゃねぇ、そこのお坊ちゃんだっ!!」とオスライオンよりも一回り大きく圧倒的な力でヴィクランに猫パンチを繰り返し、弱点である首に噛み付いた。
その時ヴィクランの妻のガウリと若いプリヤンカ率いるメスライオンたちが息絶えそうなヴィどう生きるかクランを見て、襲いかかった。
ヴィヤーグラ「テメェらメスライオンに用があるんじゃねぇっ!!」と攻防するしかなかった。
ラージャはその時死に際のヴィクランの元を訪れた。ラージャ「パパッ!!」
ヴィクラン「ラージャ…お前は立派な息子だ…」
ラージャ「もう喋らないで、パパが死んじゃうよっ!!」
ヴィクラン「いいや、私はもう死んで自然の一部になる…お前はメスライオンたちに従えばそれで良い…この群れの縄張りパトローラーと用心棒になれるのは….お前だ….
それを踏まえてどう生きるかはお前次第だ…今の言葉を決して忘れないで欲しい…懸命に生きろ…」と。
ヴィヤーグラ「テメェら邪魔だっ!!!!」とメスライオンを猫パンチで生々しく圧倒した時、冷静沈着なナースティカが「ロアァァァァ!!!!」と咆哮して襲いかかった。
ナースティカもヴィヤーグラの猫パンチを受けつつ、自らも猫パンチをした。『お前も大変なんだな…俺みたいに色が白くて、目立ってて狩りもできない…お前も俺みたいに母親に見捨てられたんだろ?それでヒューミーに拾われた。
でもこれだけは言えるラージャに手出しはさせない…ラージャを倒したかったら俺を倒してからにしろ…俺はこのネコのムラ社会には属せないが…俺はラージャの親友、ナースティカだっ!!」
ヴィヤーグラ「お前に同情しろってか?嫌な過去を思い出させやがってっ!!テメェは俺の何がわかるんだよぉぉぉぉ!!!!」と
ナースティカ「お前は数ヶ月前、サーカスでヒューミーを殺して脱走した白いベンガルトラなんだろ?ニュースで見たぞ。」
コメント
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まだこのエピソード読んでる途中なんだけど、もうヴィクランの最期のシーンで涙腺崩壊しそうや…😭💦「お前は立派な息子だ」って言葉、パパの深い愛情が詰まっててエモすぎる…!それにヴィヤーグラの白い見た目ゆえの孤独とか、ナースティカが自分の過去と重ねてるのが胸に刺さったよ…。めっちゃ熱い展開すぎて続き気になる…!!次の更新待ってるね🔥