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バッドエンドVer.

サクッと、あっさりと死にます

私が元々想定していたルートのものです(1部改編する予定)

それでも良い方はどぞ〜







──────いえもん視点──────

「すべてがつまらないと感じてしまうんだよ」


そう最高神が言う。その目は心底つまらなさそうで、俺たちのことすらどうでもいい、とでも言わんばかりの表情。


「お前たちが何をしようと、その一切を私はわかってしまう。予測通りの行動。実につまらないんだ。」


そう言葉に嘲笑をのせているが、その表情はぎこちない笑みを浮かべる。先程まで、嘲笑った笑みを浮かべていたのが嘘のようだ。

実際、嘘なのだろう。さっきまで、演技かかったかのような笑い、表情だった。しかし、今はまるで人形のように感情のない目でこちらを見つめてくる。その、無機質な目はどこまでも深い闇を宿していた。


「何度でも言う。私は完璧だ。けれど、幸せにはなれない。幸せと完璧はイコールではない、ということを私は知ってしまったんだ。」


そう言って、どこか遠い場所を見る。その視線の先には何も無く、ただ無を見ているのだと思う。その独白は、もう誰に向かって言っているのかも分からない。


「だけど、私は幸せになれないのに、ほかは幸せになれるらしい。…おかしいとは思わないか?必死に、努力した私が不幸で、何もせず、神の恩恵を貰ってのうのうと生きる実験体が、ただ司令を聞くだけ、自ら行動出来ない天使や悪魔が、上の命令しか聞かない堕落しきった神々が、神界を裏切った死神がッ!幸せになってるんだぞ…?」


最高神は、右手で顔を覆いながら、口角を歪ませる。行き場の無い感情が、神の本音がポロリと呟かれる。


「おかしいじゃないか…。」


その一言には、一生分の感情が宿っていた。誰にもいえなかった、許されなかった本音。それは、どこまでも残酷で、俺たちに死刑宣告をするかのごとく鋭い一言でもあった。


「だから、私は全てを滅ぼすんだ。意図的に宇宙上で戦争させ、お前たちを天界、神界に来るように誘導し、全てを壊させた。私は部下にただ天命を伝えるように言っただけで、ここまでの惨状となった。…笑わずにはいられないよ。」


そう言いながら、そいつはめめさんの方に近づく。めめさんは鎌を構えて、警戒をとくことは無い。が、そいつは鎌の間合いに入り、めめさんの鎌を持たない方の手を握る。

何をしようとしているのか、全く予想できない。


「いいよな〜。お前は。神を裏切っても処罰されず、のうのうと生きて、幸せに暮らせて。仕事はこっちに全部任せて。権力と力を握って地上で生活できるんだから。羨ましい。」

「…っ!腕、話してくれませ───」

ボキッバキバキッ

「あ゛、ぃッッ!?」


最高神は、めめさんの華奢な腕を簡単にあらぬ方向へと折る。折る。そして、めめさんの鎌を触れずに歪める。鋭利な刃が紙のように簡単にクシャクシャに丸まり、紙くずのように投げ飛ばされる。そのままそいつの手は、めめさんの心臓部を貫通し───


──────パリンッ


そんな、脆いガラスが割れたかのような簡単な音を立てて何かが割れる。

その瞬間、めめさんから表情が失せ、力を失ったかのように膝から崩れ落ちる。目に生気はなく、顔が地面にあたるかあたらないかのスレスレのところで、光となり、パラパラと消えていく。


「残り1人か。」


そうそいつが呟いた後、ゆっくりとこちらに振り向く。

───恐怖。その感情が俺の思考に絡みつき、支配する。俺が最も強くて、信頼を置いていた人物があっさりと殺される。存在も、記憶も、思い出も。何もかもを破壊されて。

俺の脳から、めめさんという記憶が泡となり、消えていく。忘れたくないのに。忘れてはいけないのに。その願いに反するように、段々と薄れていき、名前すら朧気に、そして消えていく。


「あ…、あぁ……っあああっっ!!」


どれだけ叫んで、事実を否定しようとしても、それが現実となることは無かった。


次の瞬間に迫ってきたのは、皮膚を貫通して、筋肉を直接熱で圧迫されたかのような感覚。ドッと、勢いよく殴られた痛みが襲いかかる。しかし、直ぐにそれは熱で炙られたかのような熱さを伴った痛み。その痛みが着実に全身へと回る。それに相反するように肺が凍りついたかのように息が出来なくなる。過呼吸を起こすが、上手く酸素が吸えない。脳がパニックを起こし、吸えもしない酸素を求め、ひたすら呼吸を繰り返す。

段々と手、足の感覚が失せ、冷たい感覚だけを脳に伝える。

その間にも血が流れ続け、本当に死んでしまうのではないか、と確信を持てるほどの血が流れ続ける。


「大丈夫。私だって人間なんかと話なんてしたくない。すぐに消してあげよう。」


そう言って、そいつは今度は心臓部を貫き、そして俺の耳にも聞こえる“パリンッ“という音。

その瞬間、全てが真っ暗へと染まる。












「あーあ。期待したけど、やっぱりバッドエンドみたいだな〜。」


そう言って、年端も行かないその少女は無に近い神界を素足で歩く。その桜色の髪を揺らし、瞳は、残酷な世界を映す。真下には腹から血を流しているいえもんさんの死体。この世界の主人公、なんてその名の通りの能力を授けられていた人間の少年。本当にこの世界の主人公であり、いえもんさんが死ぬと、世界は強制的に終わる。全てが終わった世界に、私たちは戻ってきたわけだが。しかし、憐れむ様子も、悲しむ様子もなく、私───椎名に向き直る。


「残念!今回のSルートはダメだったみたい!」


残念、と言う割にはニコニコとした笑顔でそう言ってくる。相変わらずのサイコっぷりに一周まわって笑えてくる。


「残念、と言う割にはめっちゃ笑顔ですよ?」


私がそこを指摘すると、『創造神』と名乗るそいつは笑って答える。


「いいネタになったからねー。この話、200話も超える超長編になったんだよ?いや〜投稿サボってた時期と比べたら、とんでもなく頑張ったわー」


『投稿』というのはもちろん、私たちの世界に向けて配信している、なんて訳ではなく。創造神が暮らす、また別の世界へ小説としてこの世界のことを綴っているらしい。ならなぜこの人は私たちの世界へ干渉できるのか。いつの日か聞いた単純な質問。そいつはもったいぶって───。


「ま、次行きましょー。えっと、今回はSだったから次は…ABCD……T、かな?Tれいまり。うーん、ちょっと語呂悪いね〜。」


既に次の世界を見すえるそいつは、本を閉じるような動作をすると、その世界は静かに閉じられていく。


「それじゃ、サクッと種族ガチャから行きましょー」


そう言って、地獄がまた始まった。


































ここで切ります!

これがバッドエンドとなりますね。サクッとしんで、サクッと次の世界に行こう!という流れになります。悲壮感はあまりなく、結末にしてはサラッとした終わりだと思います。本来の結末はもっと残酷にする予定だったのですが…文字数が足りず断念。本当は、仲間一人一人の魂をいえもんさんにみせ、目の前で破壊し、その度に記憶を失って、最終的に大切なもの全てを忘れた状態で死ぬ、という結末にする予定でした!一人一人の思い出を語ってもらおうと思っていたので…そうすると普通に8000文字くらいいきそうだったので諦め、簡潔にまとめました。こういうのもありかもしれませんねー。

それでは!おつはる!

一明日を見るためにー

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コメント

43

ユーザー

色々あって見るの遅れたけどすげー!

ユーザー

srさんの登場嬉しすぎる あ、小説参考の件ありがとうございました おかげさまでいい小説が投稿できましたよ♪

ユーザー

これをレイマリさんは他に18回も経験してんのか…。 あ、あと話代わりますがやっとこの作品を参考にした小説投稿しました。

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