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猫道
90
シュメール
588
capo
58
エッチか…普通は裸でベッドでするもの。
あたしはいつもバイトの休憩室でささっとしてる。ビデオを観せてくれたハカセくんとも、ベッドではあったけど、裸にはならなかった。
あたし、普通のエッチしたことない…
今度ハカセくんでも誘ってラブホに行ってみようかな?な~んて。
「そろそろ休憩終わるけど…僕、トイレに寄ってくから先に戻るね」
そっか。日高くんでもいいかも。
「うん。あのさぁ、日高くん、今日バイトの後って空いてる?」
「え?空いてるけど…」
「おうちの夜ご飯に間に合わないかもしれないけど、ちょっと付き合ってもらったり出来るかな?」
多分2、3時間コース?があるのよね。
「うん、それはいいけどどこ?」
「ありがと!じゃあ楽しみにしてるね、あ、トイレ行ってらっしゃい。あたしももうすぐ戻るね」
先に話して嫌がられても…もしくは仕事に支障が出ても困らせちゃうもんね。
「お疲れ様でしたぁ」
休憩室に戻る。
厨房はまだ引き継ぎ中かな?日高くんはまだいない。
帰り支度をしていると日高くんともう一人の上がりの人が戻ってきた。
「お疲れ様」
二人が帰る支度をするのを座って待つ。
「あれ?香川さん、帰らないの?」
「帰りますよぉ。ちょっと休憩してから帰るんです」
「あぁ、ホールは今日も行ったり来たり忙しそうだったもんな。じゃ、お先!」
「お疲れ様でーす!…日高くんももう帰れる?」
「あ、うん。で、どこに行くの?」
「着いてからのお楽しみってのでもいい?」
「え?…まぁいいけど…」
不思議に思ってる。仕方ないよね。
連れ立ってお店を出る。
駅の裏にあるのよね。
「僕、あまり持ち合わせが無いけど大丈夫?」
「大丈夫、大丈夫。ご飯代くらいはある?」
「それくらいはあるけど…」
あたしの勝手に付き合わせるんだもん。部屋代はあたしが出すつもり。
途中のコンビニに入る。
「ご飯だけ買っていこう」
「あっ、そうなんだ。どこ?カラオケとか?」
「あ〜、カラオケもあるかも」
そういう部屋があるって聞いたことはある。
不思議がる日高くんとご飯を買ってまた歩き出す。
「え…?ここ!?」
あたしが足を止めたので気付いたみたい。
「そ。一人じゃ入れなくって」
実際には一人でも入れるんだろうけど、あたしは相手が欲しいんだもん。
「いや、あの…」
「日高くん、ここで止まってると誰かに見られるかも!とりあえず入ろう?」
半ば強引だけど背中を押して中に入る。
「うわぁ暗いね。雰囲気あるぅ」
「ちょっと香川さん…」
「ほら、ここで部屋を選ぶんだよ」
壁に部屋の写真と名前が付いている。
へぇ部屋ごとに値段が違うんだ。
「あたしが選んでいい?それとも…」
「香川さん!付き合わうってこういう所は…」
「お願い!あたしを助けると思って一緒に入って!ね!?」
言いながら適当な部屋のボタンを押す。
「あっ…うぅ…じゃあとりあえず入る…?」
よし。日高くんはなんだかんだ押しに弱い。
2時間で2700円。意外と手頃なんだ。
「はい、鍵ね。支払いは帰りにお部屋で」
!?小さな小窓が開いて鍵を差し出す手が出てきた。お互いの顔は見えない作りなのね。
はい、と言って鍵を受け取り暗い通路を進む。
エレベーターに乗り、もらった鍵の部屋を探しながら進む。
コメント
3件
他作品とクロスオーバーしてるの良きです😀 意外な再登場が、とても自然で読み返したくなりますね。 ちょっと今書いてるノベルにも試してみようかな……🤔
おお、第3話読んだよ!香川さんが日高くんをラブホに連れて行く流れ、めっちゃドキドキしたわ(笑)「エッチしたことない」ってさらっと言う割に行動は大胆で、そのギャップが面白かった。日高くんの押しに弱い感じもリアルで、二人の関係性が気になる展開だね。次どうなるんだろう!続き楽しみにしてる🔥