梅宮『皐月〜!』
皐月『何』
梅宮『桜が風邪引いたってよ、様子見に行ってくれねーか』
皐月『何で俺が?』
梅宮「桜曰くお兄ちゃんだろ?見に行ってやれよ、その方が桜の為になると思うんだ」
皐月『だから俺は兄貴じゃねぇって!』
梅宮「俺らが行くより、皐月、お前が行った方が桜のためになると思う」
何でそんな真剣な顔になれるんだ…
俺に弟なんて居ないのに、何を根拠に話してる?
桜遥が俺の事を兄貴と言っても似てるだけかもしれない、俺は桜遥を見ても何も思わらない、なのに面倒見ろなんて、無理だろ…俺に守りたいものなんてない、知らない、辞めろよ、俺には何も残ってない……。
怖いんだ、目を向けるのが
怖いんだ、身体を向けるのが
怖いんだ、心を見せるのが
怖いんだ、全てを見せるのが………