テラーノベル
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朝日が顔を出し、少し時間が経過した頃俺は台所で黙々と作業を開始する。
外は晴天で心地よい風邪がなびくいい朝だった
気分は高揚し、鼻歌をしながら手を動かす
空「陸〜!何作っているの?」
兄である、空が嬉しそうな声で後ろから抱きついてきた。相変わらず気配がない
日帝「和菓子だ」
空「そっか!今日はパラオが来るもんね」
日帝「ああ! 」
そう、今日は久しぶりにパラオと会える日だ。パラオは俺の二人目の弟のようでとても可愛らしい国だ。俺の癒し枠でもある
とても会えるのも楽しみしていたそのため俺は朝から和菓子を作っている。パラオに食べてもらいたいからな
日本「日帝さんは相変わらず、料理上手ですね」
ドア付近から弟である日本がにこやかにこちらを見つめる
日本「さっき連絡来たんですけど、パラオ、友達を連れていくと言っていますね」
日帝「なら、もう少し作っておくか」
せっかくならたくさんの国に食べてもらいたいため俺はせっせと料理に励む
日本「今回は何作ってるんですか?」
日帝「お餅と羊羹だ」
空「よくもそんなに難しいものを作れるよね〜」
日帝「慣れれば簡単だぞ」
日本「慣れるまで時間がかかりそうですね」
空「僕は作れなさそう」
日帝「お餅の味付けはパラオが好きなあんこにしよう」
日本「いいですね」
空「ついでに緑茶も用意しようよ!絶対美味しいよ」
海「こんな時間に何してるんだ?」
空「あ!海おはよ」
台所で少し騒いでいたからか一番起きるのがゆっくりな海が起きていた。少し申し訳ないと感じる
日帝「悪い、海。起こしてしまったか?」
海「別に俺が起きたかっただけだ」
空「陸は気にしすぎだよ!僕なんていつも海を起こしてるだからね!」
海「そのせいで俺は寝不足だからな」
空「ごめんって」
江戸「お主ら何してるんじゃ?」
日本「お父さん!」
日帝「パラオ達が来るから、和菓子を作っていたところです」
江戸「そうなのか。それは楽しみじゃな 」
空「父上食べ過ぎないでよ!」
江戸「さあ、どうじゃろうな」
海「……絶対にたくさん食べるな」
日本「今日はお客さんが来るんですから駄目ですよ!」
江戸「残念じゃ…」
日帝「また作りますから、気を落とさないでください」
江戸「ありがとう、本当に陸は優しいの〜」
日帝「別に普通ですよ」
江戸「そういえば、パラオと…もう二国来ておったから陸の部屋に案内したぞ」
日帝「……それ早く言ってくれません」
江戸「言い忘れておった!」
父上は優しく、威厳があるがマイペースでおっとりとした部分がある。こういう事は後になってからようやく言うため少し困る
日帝「……まあいいですちょうど和菓子できましたし」
江戸「すまんの〜」
日本「日帝さん!持つの手伝いますよ」
空「じゃあ僕は緑茶を持ってくね!海手伝って」
海「わかったから落ち着け」
二階にある部屋に向かうと明かりがついており、三つの影があった
部屋に入った瞬間、自分の腰ぐらいの身長の国に抱きつかれる
パラオ「ナイチー!久しぶり!」
日帝「久しぶりパラオ!また大きくなったか?」
パラオ「うん!パラオはいつかナイチより大きくなって守るんだから!」
日帝「それは頼もしいな」
相変わらず子供ぽい態度がとても愛らしく、持っていた和菓子を机に置き、パラオを抱き返す
日本「ふふ、仲いいですね」
空「ちょ、陸。会えてうれしいのは分かるけど他の二国が固まっちゃってる」
日帝「悪い、つい」
パラオと同じぐらいの二国が少し驚いたようにこちらを見ていた。不甲斐ない
日帝「初めましてだよな?俺の名前は日帝よろしく」
ポーランド「ぼ、僕はポーランドと言います」
ウクライナ「ウ、ウクライナって言います」
日帝「ポーランドにウクライナかいい名前だな」
ポーランド&ウクライナ「よ、よろしくお願いします!」
日帝「そう緊張しなくていい、自分の家だと思ってくつろいでくれてかまわない」
海「子供と一緒のときは滅茶苦茶笑顔だよな陸」
日帝「そうか?あんまり意識してないんだが」
日本「日帝さんは子供好きですからね」
日帝「和菓子を作ったんだが食べるか?」
パラオ「食べたい!」
ポーランド「和菓子?」
日帝「そうか、ポーランドは知らないか。和菓子というのはこういうものだ」
作った和菓子を見せる。
お餅、羊羹、どれも日本でとても人気なものだ
ポーランド「綺麗」
ポーランドはじっくりと和菓子を見ていた。どうやら見るのが初めてのようでとても新鮮らしい
日本「ポーランドさん、目がキラキラしてますね」
日帝「好きなように食べていいぞ」
ウクライナ「では頂きますね」
ポーランド「美味しい…」
日帝「ありがとう」
パラオ「美味しいよ〜ナイチ!」
日帝「それは良かった!たくさんあるからもっと食べてくれ」
ウクライナ「ならお言葉に甘えて」
しばらく皆で和菓子を食べる。自分でいうのはあれだがなんなかなかおいしくできていた
お餅はあんこで味付けして、とても濃厚で緑茶とよく合った。
羊羹はゼリーのようだとなかなか評判がよかった。今度また作ってみよう
皆美味しそうに食べていて作った甲斐があったと感じた
日帝「平和だな」
日本「そうですね〜」
海「今日はクソ米国達がいないからな」
ウクライナ「クソ米国?」
空「海!変なこと言わない」
そんな平和でゆったりとした時間を過ごす
最近は忙しかったためあまりこういうことができなかったからか、とても居心地が良かった
パラオ「遊びたい!」
パラオが大きな声でそう言った。和菓子が乗っていたお皿はいつの間に空っぽになっていた
ポーランド「僕も…遊びたい……日帝さんと…話したいな…」
日帝「よし、遊ぶか」
日本「カードゲームでもしますか?」
ウクライナ「!やりたいです」
海「決まりだな」
空「僕持ってくるね!」
日帝「よし!今からババ抜きをするルールわからないやついるか?」
空「いなさそうだね」
日本「なら始めるとしますか!」
一人一人カードを引いていく、ババは1枚しかないので誰が持っていて、引いているか分からない。このなんとも言えない感覚が昔から好きだった
ウクライナ「また、負けた〜」
空「ウクライナって弱いんだね」
海「煽るなダサいぞ」
ポーランド「僕…一番に抜けた!」
パラオ「ポーランドくん!凄〜い!」
日帝「ポーランドはつよいな~!」
ポーランド「へへ、ありがとう」
日本「まさかの敗北しました」
空「日本って結構つよいのに以外だね」
海「ポーランドが強かったってことだろう」
そのあとしばらくカードゲームで遊んだ。
とても楽しかった
いつの間に時間は進んでおり、時計の針は5時を指していた
日帝「さて、もう遅い時間だ。そろそろ家に帰るべきだ」
空「もうそんな時間!」
パラオ「ナイチ!今日はありがと、とっても楽しかったよ!」
日帝「楽しめたようで何よりだ」
ポーランド「あの…」
日帝「どうした?ポーランド」
ポーランド「また来てもいい?」
ウクライナ「ぼ、僕も!」
日帝「構わないさ、いつでも来てくれ」
空「いつでも大歓迎だよ!」
海「遠慮なく来るといい」
日本「それではそろそろ解散といきましょう」
パラオ「バイバイ!ナイチ!またね」
日帝「ああ、またな!ポーランド、ウクライナもだ」
ポーランド「バイバイ、日帝さん」
ウクライナ「またね…」
日帝「今日はとても楽しかったな」
夕焼けの空を見ながら、もうそろそろで見えなくなりそうなパラオ達に手を振る
日本「そうですね、ウクライナさんとポーランドさんとも会えましたしね」
日帝「最初は怖がっていたが慣れてくれたみたいで安心したな」
日本「そうですね」
空「ご飯できたから早く家に入っといで!」
日帝「分かった」
日本「戻りましょうか」
日帝「そうだな」
夕焼けの空から目を背け、家の中に入る
家には夕食のいい匂いが充満していた
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