テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〈ななっし~視点〉
…こんなに遅くなっちゃった。
早く帰って報告書書かないと…また怒られる…
首にはチョーカーが付けられている。GPSつきの。
逆らったり無理矢理取ろうとすると、機械が感知していつでも爆発出来るようになっている。
だから私は逃げられない。
…何あれ
こんな時間に私と同い年ぐらいの、紫のパーカー、紫色の髪、コウモリの耳みたいな…コウモリ?
それが意味するのは
人外
「っ!」
逃げだそうとするけど、一足遅かった。
「ちょうどよかった。貧血気味だったんだよね。」
首に鋭い痛みが走る。
そしてすぐに体が冷える感覚がする。
血なんて吸われたことがないから。気持ち悪いとしか言葉に表せない。
「っ………」
「ぷはっ、悪くなかったよ。ありがとね~」
その声を最後に、私の意識は途切れた。
「はっ!」
あれ、私…
知らない天井、ここは…どこ?
起きて周りを見渡す
コンクリートの壁…地下室的な?
「あ、起きたか?」
扉が開いて、左目に包帯を巻いた男が入ってくる。
「っ!」
私はすぐに警戒態勢に入り、銃を取り出…銃がない
というか…頭痛い、気持ち悪い
「ちょ、動くなって、お前貧血なんだから。」
ひん、けつ…?
そっか、私あのコウモリみたいなやつに…
噛まれた所を触ると、包帯が巻かれていた。
あれ、というかチョーカーは…?
あのコウモリに噛まれたときにでも壊れたのだろうか。爆発していないのが不思議だけど。
「お前、何があったんだ?」
…こいつは私が飴空七志だとは気付いていないらしい。
なら好都合だ。取り敢えず体調が回復するまでは大人しくしておこう。
「頭にコウモリの耳みたいなの付けたやつに血吸われたの。」
「コウモリ…紅森べるか?」
どうやら知っているらしい。
紅森べるは、最近この辺りでは噂になっている、コウモリの獣人らしい。
コウモリの獣人と聞くと、吸血鬼をイメージするかもしれないけど。ちょっと違う。
血を吸わないと生きられない訳ではなく、貧血になってしまうので血を吸っている。
個人差はあるらしく、貧血にならない人もいるとか…
「とりあえず。体調が回復するまではここに住んどけ、俺はちょっとリーダーと話してくるから。」
「…分かった」
森瀬 戸津…政府の敵
この機会に、少し情報を集めてみよう。
477
ここは
618