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極悪人との禁断なソレ

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極悪人との禁断なソレ

8 - 歪んだ恋

♥

855

2025年03月24日

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AM2:38

🌸「…」

おっっっそい、、

なんか前もこんなことあったよな、、

でも今回はちょっと訳が違う

連絡があってのこれだ

『今から帰る』

同期と一緒に帰ってるならどっかで盛り上がってるのかな~なんて思ったけど、これは度が過ぎている

位置情報見るも電源が切られているので機能してくれない…

、、、

過保護すぎるって?

何も知らない奴はきっとそう思うんだろう

もう大人なんだから大丈夫だと

無責任にそういうだろう


違う

違うんだ

あいつは違う

何かあってからは遅い

今度は守るって決めたんだ

もう二度と、”あんなことが”起きないようにしないといけないんだ









🍍過去___

ドタバタドタバタ

🌸「🍍!ほら遅刻するって!!」

🍍「分かってる!!分かってるってば!!」

🍍「あ”あぁ!もう!🌸なんで起こしてくんないんだよッッ!!!」

🌸「起こしたわッッ!ぜんっっりょくで起こしたわ!!!」

もー高校遅刻する、、!!!!!

🍍「よしっ!行ってきまーす!」

🌸「はいはい行ってらっしゃい〜!」

いつもの毎日

🌸は口うるさいけど、別に嫌いじゃない





📢「🍍、おはよ」

🍍「📢!!おはよ!!」

家から少し歩くと、いつもの場所に彼がいる

📢「ずいぶんと慌ただしいなw」

🍍「🌸が起こしてくれなかったんです〜」

あー、危ない危ない..



📢「ほら、はやく行こ?」

🍍「っっ、//」

「う、うん、//」

📢「なに、手繋ぐだけでも照れてんの?(笑)」

そうやって優しく笑う📢

ずるい男

だって、、

🍍「だって、📢だし…」

📢「、、、//」

「ぁ~、、ほら、行くぞ!」

🍍「あー!照れ隠ししたぁ!」

📢「してねぇ!」

高校2年生

俺は”3年生の📢と交際していた”

そりゃあ毎日ちゃんと楽しかった

📢がいたから毎日楽しかった

俺の希望の光

いつだって幸せに導いてくれた


📢は俺をすごく大切にしてくれた

大人の階段を登るのは、

「高校卒業したらな〜」って頭をポンポンされたことがある

それがとてつもなく嬉しかったのは

俺だけの話

ちょっと俺からしたら”都合も良かった”

でも、いつもより顔あつかった気がする




📢「じゃ、また昼休みな」

🍍「、、ぅん!またね!」

3年生と2年生の校舎は違うから、朝ここでお別れする

📢「授業サボんなよ〜?(笑)」

🍍「わ、わかってますー!」

📢「ははっ(笑)」



あーぁ、、📢行っちゃった…

教室、行きたくないな、、

🍍「、、、」

ガラッ

モブA「あ、こいつまた来たんですけど〜w」

この声を聞くだけで嫌になる


俺の耳が聞こえなければ、、

こんな声、聞こえなかったのに


モブB「まじ来るなよな、、」

「てか好き好んで来るとかドMじゃーんw」

好き好んできてねぇし

📢がいるからきてるだけだし

モブC「なぁなぁ、俺ちょっと朝からセンコウに説教くらってイライラしてんだわ」

「放課後こいよ」

🍍「、、、」

「ほ、放課後は予定が」

モブB「え、なに逆らうんですかーw」

、、、最悪だ

モブA「お”らよッッ(ドカッ」

🍍「い”ッッ、、た、、、」

モブB「ははっ、今から逆らえないようにしてやろうか?」


今日は朝から運が悪い


ガラッ

先生「ほらさっさと席つけー」

「「はーい」」

🍍「っ、、、」

先生でさえ敵だった

高校1年からどんどんエスカレートしていくいじめ

もう取り返しがつかないくらいになってきていた

📢にも

🌸にも

誰にも相談できないままここまできてしまった

きっとこの2人は俺の味方になってくれるだろう

それがどーしよもなく申し訳なくて

だって、俺が我慢すれば

それで終わる

それで終わるんだから、





昼休み__

🍍「ごめん📢!俺放課後委員会で残らないといけなくなっちゃった(笑)」

📢「あーまじ?俺待っとくけど」

こーゆー彼の優しさは

心を痛めつける


俺の耳が聞こえなければあいつらの声は聞こえなくて

俺の耳が聞こえていたから、大切なあなたの声が聞こえる


🍍「あ~、、いや、結構かかりそうだから大丈夫(笑)」

📢「そ?、分かった頑張れよ」

🍍「ん!ありがと〜」

ま、大丈夫だろ

どーせいつもと同じように

ちょっと痛いことされるだけ


そーいえば🌸今日大学休みっていってたな

早く帰って今日は一緒にゲームしたいな〜






















PM5:57

🌸「、、、、は?」

その日は大学が休みで、家でゆっくりとしている時だった



先生『ですからッッ!暇已曲くんが大怪我をして、今病院にいるんです!!!!!』



そんな俺のゆっくりとした時間を壊したのは

🍍の高校の保険の先生からの電話だった






ガラッ

🌸「🍍ッッ!!!!!」

痛々しい姿で病院のベッドに座って戸惑っている🍍

よかった、、もう意識は取り留めたようだ


それと、、


唖然とした表情をした青年がが立っていた

その時の俺にはもう🍍しか見えてなくて

その青年に声をかけてあげられなかった

🌸「🍍ッ、何があったの、!?なんでこんn」

🍍「🌸、、兄、?」

🌸「、、へ?」

唐突な🍍への違和感

中学3年生まで🌸兄と呼んでいた🍍

高校1年からは🌸って呼ばれるようになって、、

🍍「おれ、、なんでここにいるん?」

🌸「、、、、」

言葉が詰まって何も出てこなかった

医者「申し訳ございません、暇已曲様の保護者様でしょうか?」

🌸「ぁ、、はい、そうです…」


医者「少しお話ししたいことがありますので、どうぞこちらに」



そこで告げられた


🍍がおそらく高校1年からいじめを受けたきたこと

性的暴力や、カッターで手足を切り刻まれるなど

今日の夕方、限度を超えた暴力を受けたこと

その時の衝撃で一部の記憶を無くしてしまったこと

医者曰く、いじめられていた期間のことを何も覚えていないということ

つまり、🍍は今中3までの記憶しかない

違和感の理由が明確になる

理解したくないのに

今の🍍の状態から現実を突きつけられてしまう


そこまで🍍の話を聞いて

病室に戻った

ふと青年に目をやる

俯いていて、よく顔が見えない

🍍と同じくらいか、、それか🍍より1つ上の学年だろうか

同じ制服を着ている

苦しそうな表情をした青年に、俺は行き場のない怒りが湧いてしまった

🌸「、、ごめん、君…ちょっときてくれない?」

📢「、ぁ、、はぃ、」

放心状態の青年を病室の外に連れ出した


🌸「ごめん、、🍍の友達、かな?」

📢「、、、ぃえ、彼氏..です」


彼氏、、ね、


🌸「そっか…ごめん、”もう🍍には関わらないでほしい”」

📢「は、、、」

🌸「思い出させたくない、そんないじめの記憶なんて」

「君のことをもし思い出しちゃったら、自然といじめのことも思い出しちゃう」



『だからもう、近づかないで』



📢「そんなッ、そんなのおかs」

🌸「そもそもッッ!」

「彼氏なら、なんで気づいてやれなかったんだよ、ッ!」

📢「ぁ、、」




未熟だったんだ

許されることじゃない

でも、どうしても誰かに責任をなすりつけたかった

自分が🍍を守れなかったと言う

そんな苦しみを誰かになすりつけたかった

最低だ

まだまだ成長途中の青年に

そんな大きなものをなすりつけるなんて

今考えれば🍍のいじめのことについて、あの子が知らないのは当たり前のことだったのに

🍍の身体を見ていなかったのなら健全なお付き合いをしていたこと

そもそも、ずっと家にいる俺が1番気づいてやらないといけなかった

俺が悪い

全部全部、俺が悪い

だから、、今度は守らないといけない

いけないのに、、









次回 ❤︎700

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