ブラック本丸? まだマシでは?

第2話

5:00

音翔「今何時だ?あ、5時か。朝練するか」

幸い離れの庭はそこ迄荒れてなかったから朝練に使えるほどだった。

そこら辺の木とズボンの中にあるナイフで木刀を作る。(素手で木折って作るって凄くね?)

朝練のメニューは

・筋トレ(ご想像におまかせ)×50×3

・素振り2000

・その他 って感じ

音翔「よしやるか」

8:30

こん「審神者様おはようございます。お早いですね。」

音翔「おはよう。なに、寝てないだけだよ。あ、こん。私のことは琴葉でいいよ。」

こん「何ですと!?申し訳ないです……琴葉様ですね。かしこまりました。」

何やかんやで9:50

こん「皆様来ますかね?」

音翔「多分来るでしょ。場所は伝えてなかったけどここしかないだろうし。」

こん「と言うより琴葉様。」

音翔「何?」

こん「睡眠は取らなくて良いのですか?あとかれこれ10分は正座ですが。」

音翔「No problem.」

こん「ほぇ?」

10:20

かれこれ約30分待って障子が開いた。

安定「げ…ホントに居んじゃん」

加州「うわぁ」

にっかり「随分と早いね。」

三日月「もう座っておるとは。当てつけか?」

今剣「なかなかにずがたかいやつですね。」

日向「うまくやれそうにないです。」

長谷部「新しい主がこんな小娘とは…少々残念です。」

音翔「おい。最初の2人はあとで覚えとけ。にっかり青江は殺意が隠せてない。三日月と今剣は何故私が此処に来たか考えろ。日向正宗、こっちのセリフだ。へし切長谷部、お前は喧嘩でも売ってんのか?」

こん「琴葉様! 落ち着いて下さい! どうぞ皆様もお座り下さい。」

加州「てか何でここだけこんな綺麗なの?」

今剣「それはおもいました。」

音翔「そんなん霊力で汚れ消したからに決まってんだろ。てか早く座ってくれ。キレそうだわ。」

安定「そんなに忍耐力ないの?w」

こん「琴葉様はかれこれ30分以上正座しているのですよ。」

音翔「はぁ、これで全員か?」

にっかり「動けない者は来れないし。信用ならないからね。」

音翔「だろうね。なら始めんぞ。」

三日月「早く終わらせたいものだ。」

音翔「此方もだ。まぁなんだ、先ずは自己紹介といこうか。」

音翔「こほっ、え〜此度はこの本丸の審神者に就任致しました。審神者名、琴葉と申します。至らぬ点は多々御座いますが、主として、審神者として、この本丸立て直すことを第1に、この先は動いていこうと考えている所存で御座います。どうぞよろしくお願い致します。」

長谷部「及第点といった所ですね。」

にっかり「こんな綺麗な所作は今まで見なかったね。」

今剣「まぁいいでしょう。」

音翔「( ꐦ ･֊･ )お前らの挨拶は不要だ。という訳で今からルールを決める。何か提案が有れば言ってくれ。」

加州「俺たちに必要最低限関わらない事。」

音翔「それは分かってる。出陣の編成やその他諸々の通告はこんを通して送る。帰った時の挨拶は隊長が部屋の外から言えば構わない。それでいいか?」

三日月「あいわかった。」

音翔「後は極力離れには来ない事だな。私も本丸には最低限行かないし。」

日向「行くわけがないです。」

音翔「宜しい。」

今剣「ぼくたちにかかわらないなら、ごこたいのとらたちにもさわらないでください。」

音翔「え?モフるなってこと?あっちから近ずいて来たら良いよね?こんじゃ足りんよ?」

こん「え?!」(若干悲しい)

にっかり「その場合ならまだ妥協出来る範囲だね。五虎退が拒否したら駄目だけど。」

音翔「っしゃ」

暫く経ち11:20

話し合いが終わり

音翔「それじゃ今日中にまとめたものを送る。あと今日の昼飯が終わったら全部屋の障子を開けて欲しい。風呂場なども含めて全部だ。それが終わったらこんに言って、部屋から出ないで欲しい。」

長谷部「何故でしょうか?」

音翔「やる事があるからだ。その時私は庭に行くから出来れば何も言わずに従ってくれ。」

今剣「なにかあったらようしゃしません。」

音翔「分かってる。」

加州「じゃあもう戻る。」

安定「話し合いも終わったし良いよね?」

日向「早くご飯食べたいです。」

音翔「じゃあ解散。」

刀剣達が去って…

音翔「まとめるから先に戻ってくれ。」

こん「承知いたしました。」

音翔以外が去る

音翔「はぁ、人の形をした奴とは話したくねぇなぁ〜。前世よりマシだしまだ良いけど。どうすれば話せるかな?……てか昨日門にいた奴らは全員軽傷から中傷だな…前任たちの性格からして彼奴らがお気に入りだったのか。そうなると他の奴らは全員重症または折れちまってるか。」

折れてるなんて考えたくもないが仕方ない。まぁその点も彼奴らが心配することは無い。

てか推しと普通に話すって凄くね?え?尊いんだが?てか推しになら嫌われてOK 何ですが?(唐突に出るオタク)

と言うか、此処って昼飯で皆集まんのか?

念の為早く出よう。あ、今何時だ?

音翔「っ?!?…おいどういう事だよこれ。政府の奴ら…」

3日後に親と会うとか聞いてねぇぞ?!

第2話～完～