「あ、でも挿れるの無しで。やっぱりケツ使うのデメリットがありすぎて医者的におすすめしないらしい。あと、他にも色々男同士でやり方があって、」
「ゥウー…」
「ごめんなさい唸らないでください」
さっきまでのムードを見事に粉砕しながら知見を披露しだしたもふくんを半目で睨め付けた。ケツってはっきり言うな。とにかくもう黙って俺とイチャイチャして欲しい。何かが吹っ切れた俺はえいっともふくんをベッドに転がして馬乗りになった。
「もー良いからなかよししよ?」
ちゅっと軽い音を立てて口付けた後さらに唇をぺろっと舐めて見つめると、もふくんはわずかに口を開いた。その隙間から舌を差し込むと、すぐに応じてくれる。それが嬉しくてもふくんの舌を甘噛みすると、仕返しのようにもふくんもやんわりと俺の舌を喰んできた。
「…っふ、」
ゾワゾワした気持ちよさに声が漏れてしまう。ただ舌を絡めているだけなのにこんなに気持ちよくて幸せで、そしてエッチな気分になるなんて知らなかった。好きな人ってすごい。気持ちが昂ってきて俺はそのまま自分の帯に手をかけた。はやく、はやく。焦りで上手く解けないでいると、長い指が伸びてきてあっという間に帯を解いてそのまま俺の服を滑り落とした。剥き出しの肩が低い室温に触れてふるりと震える。もふくんはそんな俺の姿をじっと見てからニヤリとして言った。
「いやー、良い眺めだなー」
「…もふくん言い方がオッサンくさ…っあ!?」
言い切らないうちに胸をキュッと抓られ突然の刺激に目の前がチカチカし始めた。もふくんの指はそのまま俺の胸を翻弄してくるけど優しく撫でたり押してみたりするだけで、はっきり言って全然物足りない。もふくんに目で訴えるけど、涼しい顔してる、絶対絶対わざとだ。
「っもふくん…っ!」
「んー?何ですかー?」
「…なかよし終わったら絶対一発殴る…っ!」
もふくんは耐えきれないように声を上げて笑った。
コメント
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初コメ失礼します! ヤマタさんのストーリー、本当にいつも書き方が素敵で、「てぇてぇ…」と、私の脳が限界化していますw これからも頑張ってください!続き、楽しみにしています!
2人ともすごい可愛い!!ノベル形式って、描写がより鮮明で、読んでていつもドキドキキュンキュンです! 殴られるところまで、楽しみです!