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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ついに来た。この時が。

今絶賛夫婦喧嘩中。

「家族3人で暮らすのが難しいから、あんたとフェーデに働いてもらっているのに、もう1人増やすってどういうことだい!」

「でも・・・死にそうだったから」

「私らだって死にそうなんだ!でも、あんたが稼いでくるって言うから外に出してるっていうのに。たった一時の感情で、ものみたいに連れてくんじゃないよ!」

「ものって何さ・・・」

「ていうか、最近仕送りが滞ってんだよ!フェーデが頑張っているからいいものの、どういうことだい!」

「それはっ!」

「まさか、女やギャンブルにつかってるんじゃないだとうね」

「っ・・・!」

「図星なのかい」

うわぁ、アレフもクソなのか

で、そのリカルドはどこに・・・

「・・・」

あれか

たしかに死にそうだな

「君がお父さんが連れてきた子?」

「っ!?」

私が話しかけたことに驚いてはいるけど、細い体に似合わないほどの殺意と警戒。

ちょっと油断すれば殺されてしまいそうなほど。

きっと、私たちよりも過酷な生活を送ってきたに違いない。

「・・・お前、誰・・・?」

話しかけてきた!

「私はフェーデ・・・もしあなたがここに迎えられた時に姉になる」

声震えてなかったよね

「お前は嫌じゃないのか・・・?」

「何が?」

「あいつはかなり嫌がってんだろ?」

あいつ?あぁルチアのことか

「別に」

「なんで?」

なんで?そんなの殺されるとか関係なく、推しに決まってるからじゃない!

って言えるわけもないし

「んー、1人増えたとこで貧乏なのが変わるわけじゃないし」

「それに子供2人の方が恵んで貰えるもの増えそう」

「それが理由か・・・?裏があんだろ」

「裏かぁ・・・しいて言うなら 」

「私が君といたいから」

「は?」

「ずっと1人だったから、本当の家族じゃなくても、隣にいてくれる人が欲しい」

「変な奴」

よし、まずは殺意を無くしてくれたみたいだ!

警戒はまだされてるけど

「子供くん!君を家族にするよ」

名前も聞かなかったのか。

いや、なかったのかもしれないな。

ていうかよくあの状況で勝てたなクソアレフ

ルチアがめっちゃ舌打ちしてるし

何はともあれリカルドは家族になった

殺されないように全力で!

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