昔、昔….曼荼羅神社”という神社におりました。
その狐神は、とても穏やかで優しい神でし
た。
しかし、いつからか皆、曼荼羅神社に信仰しなくなってしまったのです。
それでも狐神は、民の為に一生懸命町を守り続けたのでした。
町は狐神のおかげで、平和に暮らせました。
⸺しかし、ある時事件が起きたのです。
好戦的な化け猫視点
いつもの風景が一瞬にして炎に包まれてしまった。
母ちゃんと俺はその炎の中に閉じ込められたんや。
「ゲホッ…母ちゃん…」
俺は咳をしながら母ちゃんを呼ぶ。
「…ゾム、あんたは生きるんや。」
「…は?母ちゃん?何言っとるんや?母ちゃんも一緒に⸺」
俺がそう言おうとしたが、母ちゃんに遮られた。
「私は長く生きたからええんや。あんたは私 の代わりに幸せに暮らすんやぞ。ゾム。」
そして…
「今までありがとな。愛してるで。」
「母ちゃん…!!!待ってや!!」
母ちゃんは、俺の身体を投げ、今にも泣きそうな笑顔で炎の渦に呑まれていった。
「あ…あぁ…。」
俺は母ちゃんを失ってしまった悲しさで、地面に倒れて泣いた。
そこに⸺
「そこの貴方、大丈夫ですか…?」
横に流れた前髪 に白い眼をした狐が俺の側に近寄って来た。
「…誰や、お前。」
今思うと、結構最低な態度をとってしまって いたと思う。
「..名乗るのは後でで良いですか?最初に”ここ”を出ないと、焼死してしまうので…。」
そう言って、狐は
「編集。」
といきなり訳の分からない単語を言いだし
たが、次の瞬間⸺
「ぉわっ?!」
さっきまで、炎が辺り一面にあった山に居た 筈なのに、急に別な場所に移動した…。
「は…?おい、一体どういう事や。てか、お前誰なんや…。」
俺がそう言うと、狐はこう言った。
「私の名はエーミール。曼荼羅神社の狐神です。」
ただの狐かと思ったら神かよ…。だから瞬間移動できたんやな….。
「俺はゾム。この町に住んでる奴や。…母親が さっきの山火事で焼死してもうたから、動揺 して最低な態度とってしまったんや。…スマン。」
「…そうだったんですね。それはお気の毒に。 もし良ければ、私と曼荼羅神社で過ごしませんか?ゾムさんが良ければ、ですが….。」
優しすぎて涙が出てきた。マジで申し訳ねぇわ…。
「ありがとう。エミさん。」
女神(男だが)は優しく微笑んで、俺の手を引い てくれた。
こうして、俺とエミさんの物語が 始まったんや。
まぁ、まだ序盤やけどな。
ここまでご視聴ありがとうございます!!月冴です。今回初めて⸺ではなく、サブ垢に上げてたこの物語を丸々コピペしました笑 因みにどうしてそんな事したのかというと、私のサブ垢ってChromeでやってたんですね。それで、何故かルビを振れなくて泣く泣く元のやつを消しました。♡100くらい着いてたんですけどね…まぁ、ルビを振らなきゃいけない部分もあったから仕方ないですね。はい。長く語りすぎましたね…せめて最後にキャラの自己紹介書きます。
名前…ゾム
年齢…化け猫だが、まだまだ生きてないから 小学校上学年(小学5〜6年)くらい
詳細:山火事で母を亡くし、偶然遭遭遇した狐 神のエミさんに助けられ、曼荼羅神社に住む。命の恩人のエミさんの為なら何でもする。エミさんが大好き。
名前…エーミール
年齢…歴史が1000年以上続いている町だから 1000歳くらい(他の神からしたら若い方)
詳細:曼荼羅神社の狐神。心が広い。山火事
でゾムに偶然遭遇し、助けた結果、めちゃくちゃ懐かれる。ゾムがエミさんを好きなのを知らない。能力は、信仰すればするほど強くなる。
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