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せいside
約1年ぶりに教室に顔を出すことになった。
夜蛾先生に言われたから、仕方がない。
久しぶりに入った教室は、4つの席しかない殺風景な空間。そこに居たのは、家入さんと夏油くんだった。2人は同時に、私の方を見て驚いた顔をした後に声を態々かけてくれた。
「久しぶりだな、せい。」
家入さんは優しく微笑んでくれた。
私はニコリともできなくて、申し訳なくなった。
「久しぶり、家入さん。」
私がそう声をかけると、家入さんは一瞬固まったが、すぐにタバコを吹かす。
「ん、久しぶり。」
「はは、相変わらずだね、夜魅本さんは」
反対側にいる夏油くんがカラッと笑った。
「久しぶり、夏油くん。」
「また言うの?」
私は首を傾げてしまう。
何故?
「久しぶりに会うから。」
私の言葉に2人は、少し寂しそうに笑った。
ネコの退屈
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