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酷い頭痛の最中俺は猿山の記憶を見てしまった
オリジナルとしての宿命か
それとも運命かわからないが
俺には猿山の心がよくわかった
なぜなら俺だって猿山のように辛い時期が幾度となくあったからだ
猿山を演じていて思った事がいくつもあった
だがその時の俺には到底理解できなかった
それが今やっと理解する事ができた
猿山は封印されてからずっと心残りがあり成仏しきれていなかった
そしてその桜の木の空間……俺たちの世界を垣間見て自分と比較し悔やんで過去を呪って苦しんだ
辛かったよな
俺にだってわかる
俺もお前だから
俺は泣いていた
猿山は無慈悲にも俺に鎌を振りかざす
俺は避ける事ができなかった
俺の腹部に鎌は深く刺さり
俺は血反吐を吐いた
猿山 なぁ
猿山 わかってくれたんなら
猿山 俺を救ってくれよ
猿山 もうこんな人生は嫌なんだ
猿山 お前は全て持ってる
猿山 俺にないものの…全てを
俺の体内で鎌が荒れ狂う
俺は気がついた時には倒れていたらしい
地面に伏せて指先一つでさえ動かせない
らだ美 らっだぁ!
俺の名前を呼んで走ってくる彼ら
俺は猿山に胸ぐらを掴まれ持ち上げられた
脱力し切った俺の腕はブラブラと空を切るだけで動かせない
喋ろうにも腹が痛くて声すら出せない
猿山は俺の首に手を添えた
だんだんと視界が悪くなってきて意識が遠のく
走馬灯のように運営、リスナー、コラボした数々の友人たちが現れては消えていく
金豚きょー らっだぁお前なにしとんねんっww
レウクラウド らっだぁ助けっ________いたばぁぁぁぁぁ!!!
緑色 ラダオ絶対コロス
コンタミ ちょっらっだぁwww
なんで緑だけ俺を殺そうとしてんだよ…w
あぁ俺は死ぬのかな
まだ死にたくない
俺にだってやることが……
ある…の……に…………
俺の視界はブラックアウトした
ゴキッ
猿山は物言わぬ肉塊となった何かを見つめていた
果たして彼は
彼なのだろうか…?