テラーノベル
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最初に言っておきます!
流浪者ちゃんとあったときの視点じゃなくってハンター試験を受けに行くときの視点です!
視点っていうか三人称視点がクセでごちゃごちゃでつ、😭
それでもいいよ〜って方だけ!
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(なんだろうね、あれは♦)
森を抜ける彼女の背を、ヒソカは数歩遅れて追う。
殺気を向けても、揺れない。
威圧を込めても、歪まない。
それでいて、無感情ではない。
“薄い”。
そう、輪郭がどこか薄い。
(完成品じゃない。未確定だ♣)
ヒソカは舌で唇をなぞる。
強者は好きだ。
だが、完成された怪物にはあまり興味がない。
育つ余地があるからこそ、甘い。
彼女は振り返らない。
気配に気づいていないはずがないのに。
『ついてくるの?』
唐突に声が落ちる。
ヒソカは肩をすくめる。
「道案内だよ♦」
『必要ないよ』
即答。
だが歩みは止めない。
拒絶ではない。
距離を測っている。
(いいねぇ……♦)
ヒソカは確信する。
彼女は“殺さない”。
圧倒的な差があっても、無力化に留める。
つまり。
本気で殺しに来る相手とぶつかったとき
揺らぐ可能性がある。
そこが見たい
___移動中___
道中、何人かの受験者とすれ違う。
彼女は一瞬、足を止める。
視線が微細に揺れる。
(観測してる♠)
オーラの流れ、呼吸、筋肉の使い方。
念を使えないのに、念を“理解”している。
ヒソカはくすりと笑う。
「気に入った?♥」
『……この世界は、執着が力になるんだね』
分析口調。
「そう。欲望が強いほど、甘くなる♦」
『あなたは甘い?』
ヒソカは一瞬だけ目を細める。
「極上だよ♥」
彼女は、ほんの少し首を傾げる。
『そう』
興味はある。
でも熱はない。
それが、妙に腹立たしい。
(ボクに執着しないんだ♣)
面白い。
___試験会場前___
港町。
受験者が集まり始めている。
緊張、不安、野心。
空気が重い。
彼女は立ち止まり、ゆっくりと目を閉じる。
“念の海”を観測する。
(個の律が、こんなにも混ざり合ってる……)
元の世界とは違う。
均衡ではない。
衝突。
摩擦。
歪み。
ぽつりと零す。
『綺麗だね』
それを彼女は美しいと言った。
ヒソカは笑う。
「壊したくなるでしょ?♥」
『どうして?』
本気でわからない顔。
ヒソカは肩を震わせる。
(ああ、なるほど♠)
彼女は破壊に興奮しない。
調律に興味がある。
だからこそ、壊してみたくなる。
「合言葉、分かる?♦」
彼女は静かに首を振る。
「そっか♥なら__」
『でも大丈夫。』
彼女は一歩前へ出る。
その瞬間。
場の空気が、わずかに“整う”。
威圧ではない。
調律。
係員は理由もなく、頷いてしまう。
「……奥の部屋へどうぞ」
ヒソカが吹き出す。
「それ、ズルくない?」
『必要な形に整えただけ』
無自覚。
ヒソカは確信する。
(この子は、まだ自分の重さを知らない)
___試験会場___
受験者たちの殺気が満ちる。
彼女は歩きながら、小さく呟く。
『ここは、面白い』
ヒソカは横顔を眺める。
(さあ、どうなるかな♣)
この世界は、執着の世界。
神格の観測者が、
“個”に触れ続けたらどうなる?
人になる?
それとも完全に神へ戻る?
どちらでもいい。
どちらでも、甘い。
ヒソカは微笑む。
「楽しませてよ、流浪者♥」
彼女は振り向かずに答える。
『うん。できるだけ頑張るね』
ハンター試験が、始まる。
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スクロールお疲れ様でした〜
試験会場前まで書いたとき全部消えちゃって萎えかけた、
次回はハンター試験でございま〜す
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