シオドールは左手で剣の柄を隠し、霞の構えのままリアムを睨む。
複数の魔力の糸が伸び、集約して剣先まで流れると、
魔力の糸がまるで稲妻のように、
更に翼が広がるかのごとく剣からあふれ出す。
それを見たリアムの瞳が冷たい光に満ちる。
「君がアリシアを助け出すというならば」
「この場で私が阻止し、君を殺す」
リアムは両手で剣を天井に向けて突き上げ、
灰色と神々しい光が剣に集約すると、堕天使の片翼が完全体へと変化した。
バサッ、と大きく両翼を広げ、頭上で堕天使の輪を描き、
そのまま剣先を天井からシオドールの心臓に向ける。
「リアム――――っ!!」
「シオドール――――っ!!」
互いに雄叫*****
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